ツライツライ過去のお話 part9 ページ20
ワープゲートをくぐった先は、実験室のような場所だった。
かと言って理科室とは言いにくい部屋で、薬品が多数並び、人ひとりが楽々入るような水牢のようなものがあった。
そこの中央に、声の主はいた。
モニターの人「はじめまして。雨宮Aさん。」
A「……じめ、まして……」
Aは怯えながら返すと、声の主は「怯えなくてもいいよ。殺すわけじゃないから」となだめた。
だが、Aはそんな言葉など信じられず、ガタガタとただ震えていた。
モニターの人「私の事は『先生』と呼んでね。」
先生という人は優しく言うと、「早速だけど」と続けた。
先生「Aさんの個性は、どこまで出来るのかな？」
ずいと近づきニコリと笑う先生。
その笑顔さえも、恐怖に感じられた。
先生「答えられないのかな？」
「じゃあ、強制的に……」と言いかけたが、Aは口を開いた。
A「５、５分間様々な生物を、体に発現できますっ……。」
先生「何種類？体育祭では一種類ずつしか出してなかったけど、まだ出せるよね？」
A「わか、りません……したことないのでっ」
何をされるのかわからないAの目には自然と涙が溜まっていた。
先生「そっかー。じゃ、限界まで出してみようか。」
びくりとはねるAの身体。Aは限界まで出した事がない為、限界突破した場合、何が起こるのかよく分からないのだ。
分かるのは、ただ疲れて寝てたことだけ……
Aは怯えながらも腕に翼、頭に猫耳、指先には蜘蛛の巣を出す。
その瞬間、強烈な睡魔に襲われる。
A「うぁっ……」
強烈すぎる睡魔に負け、その場でばたりと倒れるA。
それを先生が支える。
先生「この子は、成長すればすごいヴィランになるかもしれない……。ひとまずこの子の個性のキャパオーバーは強烈な睡魔だね。」
先生は「今はゆっくり寝かせてあげよう」と呟き、ソファに寝かせた。
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艶音(・∀・ )(プロフ) - リリィさん» ご報告ありがとうございます！確認したところ、非公開状態になってましたので、直しました。確認不足でしたすみません<(_ _*)> (2016年7月31日 13時) (
レス) id: 2942539b7c (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ツライツライ過去のお話part12がないのご存知ですか…？ (2016年7月31日 13時) (レス) id: ba93ef5157 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 艶音(・∀・ )さん» しがらっきーて可愛いですね!!そういうことだったんですね!!これからも読ませていただきます!!!!!!!! (2016年7月24日 21時) (レス) id: c0c46e1502 (このIDを非表示/違反報告)
艶音(・∀・ )(プロフ) - 浅葱さん» ありがとうございます！しがらっきーの一人称は３年前(夢主ちゃんが逃げ出すぐらい)まで、僕っていう設定にしてます！(精一杯の言い訳)まぁ、その話はのちのち登場させていきたいです。分かりにくくてすみません。ご指摘サンキューです笑（*＾＾*) (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2942539b7c (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!!!!!!あの、死柄木の一人称は俺ですよ!! (2016年7月24日 16時) (レス) id: c0c46e1502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：艶音(・∀・ ) | 作成日時：2016年7月9日 17時
