ツライツライ過去のお話 part4 ページ14
A「スタートゲート狭すぎないか……？」
A達は障害物競走のスタートゲートの前にいるわけだが、明らか100人以上の生徒が満遍なくゲートに入るには厳しすぎる狭さだった。
「ちょっ、後ろ押すなって！」
「前、詰めろよ！」
「こっ、コケる！」
ギュウギュウ詰めにされ、呻く生徒達。
彩「も、少し早めに来たら良かったね……！」
彩は息苦しそうに言う。
Aも大きく首を縦に振って同意する。
2人はちょうど、中間部にいるのだ。
『よーい！スタート!!!』
高らかと鳴ったピストルの音と共に、全員が一斉に走り出した。
隣を見ると、いるはずの彩がいない。
前にでも行ったのか……？
『おおっとぉ！Ａ組 速種(はやだね)ゆかりぃ、なんつースピードだぁ！一気に1位へ躍り出たぞ！』
マジかよ！個性使うなら言えや……！
瞬間、Aも跳躍し、彩のすぐ後ろにつく。
『四足歩行!!!?動物かよ！またもやＡ組 雨宮Aが、1位のすぐ後ろについたぁ！上位はＡ組が独占かぁ!?』
驚異の跳躍力、そして、スピードを誇る狼に四肢を変化させ、走るA。
ほかの生徒は、いきなりの事に動揺を隠せない。
Aはニヤリと笑みを浮かべる。
A「無能なんて言葉、言わせないからな」
彩とAは第一関門『ロボ・インフェルノ』
第二関門『罠だらけの森林』、第三関門『落とし穴地獄』を上位キープのままクリアし、
1位 速種 彩、2位 雨宮 Aという結果となった。
彩「なんで、2位にいたの？」
彩は首を傾げる。
Aは本来なら、軽々と自分を抜かせる技術を持っていた筈なのだが、絶対に2位から前には行かなかった。
それに疑問を唱えたのだ。
A「次の競技に、多分影響するから。2位の方が安全かなと。」
「本当にぃ？」彩は笑ったが、Aの予想通り、第二競技の『騎馬戦』では1位に大きなポイントが入り、彩は狙われる事となったのだ。
Aは騎馬戦で、彩のポイントを颯爽と奪い、一気に1位へ飛び出した。
競技後の休憩に彩に「ずるい」と散々拗ねられた訳なのだが。
『予選終了！こっからトーナメント形式のタイマンガチバトルだ！』
始まる。あの事件の引き金となった、バトルが。
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艶音(・∀・ )(プロフ) - リリィさん» ご報告ありがとうございます！確認したところ、非公開状態になってましたので、直しました。確認不足でしたすみません<(_ _*)> (2016年7月31日 13時) (
レス) id: 2942539b7c (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ツライツライ過去のお話part12がないのご存知ですか…？ (2016年7月31日 13時) (レス) id: ba93ef5157 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 艶音(・∀・ )さん» しがらっきーて可愛いですね!!そういうことだったんですね!!これからも読ませていただきます!!!!!!!! (2016年7月24日 21時) (レス) id: c0c46e1502 (このIDを非表示/違反報告)
艶音(・∀・ )(プロフ) - 浅葱さん» ありがとうございます！しがらっきーの一人称は３年前(夢主ちゃんが逃げ出すぐらい)まで、僕っていう設定にしてます！(精一杯の言い訳)まぁ、その話はのちのち登場させていきたいです。分かりにくくてすみません。ご指摘サンキューです笑（*＾＾*) (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2942539b7c (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!!!!!!あの、死柄木の一人称は俺ですよ!! (2016年7月24日 16時) (レス) id: c0c46e1502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：艶音(・∀・ ) | 作成日時：2016年7月9日 17時
