虹色刑事

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神山Side



　高校に教えてもらった神崎の実家へ向かう道中で、神崎玲也と検索してみる。

　1〜2個のちょっと前の作品、雑誌に名前は載ってたけど、事務所のプロフィールとかは無かった。

　もう辞めとるかもしれんな。

　歩きスマホ(駄目やけど)しながら調べてて、行き方は濱ちゃんに任せてた。

　やけど、濱ちゃんの様子がおかしい。あかん予感しかせえへん。


神「濱ちゃん」

濱「……ん？」

神「迷った？」

濱「……なんとかなる」

　やっぱり予感があたってしもうたやん！


神「マジかぁ」

濱「大丈夫、大丈夫！ほら、あそこの家に聞いてみいへん？」

　濱ちゃんは立派な日本家屋を指さした。


神「それでわかるん？」

濱「わかるわかる！田舎の団結力はすごいからたぶん大丈夫や！」

　田舎生まれやから説得力ある…、けど何も根拠ないやんけぇ！


　濱ちゃんはもうインターホンしてその家の方に挨拶しとる。早いなぁ。

濱「なぁなぁ！」

神「なにー？」

　収穫ないやろ、どうせ。


濱「ここ、神崎さん家やった！」

　たまにこの人、すごいことするんです。





　頂いたお茶の味はさっきとちょっと違った。

濱「息子さんは、モデルされてはったんですか？」

　「はい…。張り切って行ったものの、あまり上手くはいかなかったみたいで…。」

神「そうなんですか…。」

　「芸能活動の専念のために大学進学してなかったんですよ。高校の先生方の反対も押し切って行ったのに……。今も東京にはいるらしいんですけど、何をやってるのか…。」


　俺の中で、なんとなくこの事件の構造が見えてきた気がした。
　長い時間、新幹線乗ったかいがあったわ。





___________

(一応、スルーおっけいです)

　作者です！
　
　この1週間、ほとんど更新できなくて、申し訳ありません。
　実は私、受験生でして、勉強に本腰入れ始めましたんで、週に1〜2回しか更新できなくなると思います。
　
　でもこの作品を完結させられるよう頑張りますので、どうか温かい目で見守ってください…。

　また、これからも「虹色刑事」をよろしくお願いします！
　この作品を読者の皆さんが楽しんでくださったら幸せです(^o^)

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