31話 by朔原 凛 ページ31
夢を見ている気がした。
俺は今、何をした?
すみれさんに結城って奴と戦って欲しいと言われて。
渋々体育館の真ん中に立って。
あいつも体育館の中に入って来て。
何を呟いた?
どうしてああなった?
あいつは、俺に何をした?
体育館で引き続き行われている、すみれさんと戦うカリキュラム。
それを、何も考えてない頭でぼぉっと見ながら、先ほどの光景をループさせる。
地面が陥没した後、リボンを巻いた手首を強く掴まれた感覚。
思い出しただけで忌々しくなる。
「…くそが」
すみれさんとの戦いでわぁわぁ言ってる体育館を離れ、結城って奴を探す。
…あ、いた。
「おい」
そう呼びかけると、そいつはゆっくりと振り返った。
「俺は『おい』って名前じゃないんだけど?」
「知ってるよ」
「じゃあ何だよ。
今更になって負け犬の遠吠えでもしに来たのか?」
「…」
そう言われると、答える術が無い。
さっき、実際に『負けた』のだから。
「お前さ、そんなんだから姉さんにも勝てないんじゃねぇの?」
「はぁ…?」
「だから、華夢でのほほんとやってるから、いつまで経ってもそのままなんだよ。
無能な奴がいくら生徒会長に勉強教えてもらったって、無理はもんは無理だよ」
…え?
こいつ今何て?
「何で…それを」
「まさか気付いてねぇの?
これだからこいつはなぁ〜…。
ま、こっちには有能な、『お前にそっくりな』奴がいるのでね」
華夢学園の奴しか知らない事をこいつは知ってる。
どうして…
「『お前にそっくりな』って…」
「そうそう。それくらいは分かるのか。
母親が一緒の、妹だよ」
「…愛依…?」
一瞬背筋が凍った気がした。
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難しいですね…。
結城くんが口調はこれで合ってるのでしょうか…(震え声)
愛依の存在は、凛が生前の母親から聞かされていたので、存在は知ってますが容姿等は知りません。
あと、出来たら凛の身体に愛依を入れたいのですが…
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ねこうさぎ(プロフ) - 更新しました。あと、話数が一杯なので続編に繋げてください。 (2015年11月14日 9時) (レス) id: 927634d6aa (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ねこうさぎさん» ・・・・え・・・・じゃあ、消える可能性が高いですね・・・僕のが・・・・その時はもう一回書きます・・・・ (2015年11月13日 22時) (レス) id: 56a4443702 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» あ、すみません…今私が更新している途中なのですが… (2015年11月13日 22時) (レス) id: 927634d6aa (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ・・・・更新致します・・・・ (2015年11月13日 21時) (レス) id: 56a4443702 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - しぃふぁさん» ハードル上がった気分ですw脳筋の頭で一生懸命考えてみます(笑) (2015年11月13日 20時) (レス) id: a5e70fbf84 (このIDを非表示/違反報告)
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