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18話 by朔原 凛 ページ18

すみれさんの攻撃を受け、思いっきり地面に倒れる月渚さん。
月渚さんは地面に倒れたまま、起き上がろうとしなかった。

それが心配で駆け寄ると、すみれさんは戦闘体制に入ったまま、俺に目を向ける。

「次は貴方かな?凛くん」

そう言うすみれさんは、どこか哀しげで。
儚くて。
誰よりも切なそうで。

俺は戦うのがとてつもなく嫌になった。

でも、ふと辺りを見渡すと、俺以外の奴等は誰一人前に出てなくて。

「…あぁ。俺だよ…すみれさん」
月渚さんを抱き抱えて横にさせ、再び前に出る。

すみれさんは多分、『何か』について傷を負ってる。
その『何か』は分かんねぇ。
俺はバカだからそんな能力も持ってねぇし、心を読む事も勿論出来ねぇ。

でも、
目の前の相手に対して全力で戦う事は出来る。

「すみれさん…ごめん」

俺は自分の魔力で光の剣を2つ作り出した。
すみれさんもそれを見て武器を構える。

「『パレット・ドール』」

すみれさんの攻撃はよく知ってる。
そしてすみれさんも、俺の攻撃パターンはよく知ってるはずだ。
でも、俺よりすみれさんの方が遥かに恐ろしく強い事は本当に変わらねぇ。

すみれさんの持つパレットから放たれる炎を剣で打ち返し、一気に距離を詰める。
すみれさんはそこから1歩たりとも動こうとしない。

舐めてるのか。
そう言いたかった。

だけど、言えなかった。

だって、すみれさん。
今にも泣きそうな顔してっから。


俺は小さい時から人の顔の表情に対して敏感になりながら生活してきたから。

誰よりも『いい顔』をしようとした。
誰よりも『いい子』になってやろうとした。


――いつから俺は操り人形になった?

いつから?
誰の?
何の為に?


「『スクエア・スクリーム』」
その考えをかき消すように放った光の柱は、すみれさんをあっという間に巻き込んで。
その隙にすみれさんとの距離を詰め、手首のリボンを一気に切り裂いた。

「…流石だね、凛くん」

…その言葉が最後だった。

辺りには俺とすみれさんの手首に付いていた黄色と紫のリボンの残骸。

あーぁ…。
魔力量…もっと増やそ。


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終わり方が中途半端ですね…。
そして文才をください(土下座)

一応、引き分けという形にしました…!

次の方、お願いしますm(_ _)m

19話by東城すみれ→←17話by神無月渚



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ねこうさぎ(プロフ) - 更新しました。あと、話数が一杯なので続編に繋げてください。 (2015年11月14日 9時) (レス) id: 927634d6aa (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ねこうさぎさん» ・・・・え・・・・じゃあ、消える可能性が高いですね・・・僕のが・・・・その時はもう一回書きます・・・・ (2015年11月13日 22時) (レス) id: 56a4443702 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» あ、すみません…今私が更新している途中なのですが… (2015年11月13日 22時) (レス) id: 927634d6aa (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ・・・・更新致します・・・・ (2015年11月13日 21時) (レス) id: 56a4443702 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - しぃふぁさん» ハードル上がった気分ですw脳筋の頭で一生懸命考えてみます(笑) (2015年11月13日 20時) (レス) id: a5e70fbf84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椎名心音 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年10月26日 16時

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