とある高校の禁恋話 ＪＷ

貴方が大好き ページ31

ryusejun様 リクエスト



照史side



俺は今、最大に不機嫌。



『淳太先生ってやっぱりモテますよね〜！』

「いやいや、俺なんか全然ですよ」

『そんな謙遜しなくても、私は』

「すいません、俺ちょっと仕事があるので！」



職員室で一人、コーヒーを飲んでのんびり過ごしてたら廊下から聞こえてきた大好きな人の声と俺が好まない人の声。

それだけでも俺は嫌やのに、会話を聞いて更に胸がきゅっとなった。


まあ、最後の淳太くんの切り抜き方には思わず笑ってしまったけど。



置いていかれた女教師は名残惜しそうに淳太君を見ながら言う。



『あ、あの！ お暇な時間とかありませんか...？』



諦めが悪い女やなぁ。

淳太くんは俺のやのに。



「あぁ...基本的に俺忙しいので」

『えっ、もしかして淳太先生...』

「なんですか？」

『彼女、とかいるんですか...？』



ドキンドキンと、心臓がうるさい。

淳太くんは一体どんな返しをするんだろう。





.





俺が緊張で目をつぶった瞬間に聞こえてきた大好きな声。






「んっと、大切な恋人がいますよ」




そんな甘い響きの声と言葉に俺は自分の頬が赤くなるのを感じた。

☆○o。2。o○☆→←作者から(重要)

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