☆○o。4。o○☆ ページ26
照史side
3時間目。
なかなか授業に現れない神ちゃんとしげを探すため一旦授業を自習にして職員室にきてみた。
するとしかめっ面した淳太くんもそこにいた。
「あれ? 淳太くんなにしてん?」
「あー...流星と望が授業にこうへんから授業自習にして職員室きたんやけど」
あっちゃ〜これはあの4人やな
「実は俺もやねん」
「え、しげ?」
「や、神ちゃんも」
俺が神ちゃんも、というと驚いた顔した淳太くん。
「神ちゃんも?! それは意外っていうことは...」
「そうやろうなぁ」
俺は思わず苦笑い。
「あの4人、一緒にいるってことやな」
淳太くんも少し困ったような笑みを浮かべる。
「ほかの生徒に流星と望のこと聞いたら
『望くんが海はいつ行くんやーなんて叫んだ後走って教室出て行ったんですけど、そのあと流星くんも望くん追いかけてましたよー』
なんて言ってて」
「うちは
『廊下からバタバタ走る音聞こえたと思ったら授業始まる寸前なのに神ちゃんとしげが教室でていってそのまま消えていきました〜』
って言ってた」
「確定やな」
「そうやね」
最近やけに仲がいい4人は昼休みに限らず、朝の登校、普通の休み時間、下校、ずーっと一緒におる。
どんだけ仲ええねん! って最初俺は軽く捉えてたけど。
この前みた4人の姿で一つわかったことがある。
一見、普通に会話をしてる4人。
だけど深くみると
優しい笑みを望に向けている流星
少し頬を赤らめながら望をみるしげ
望と会話しながらもチラチラ流星をみる神ちゃん
恋をしている、と。
「はぁ、どこ行ったんやろ」
淳太くんがそうつぶやいた瞬間に窓の外から聞こえた楽しそうな声。
「じゃあ最後に海に着いた奴は制服のまま海に入ってもらうからな!」
「え、絶対負けたくない」
「俺、一番になれる気がするわ〜」
「神ちゃんは運動神経ええやんか! 俺も全力で走ったるからな!」
謎の提案をした望、それに真顔で返した流星、自慢げな神ちゃん、負ける気無しなしげ。
バカでかい声が二階にある職員室まで聞こえてきた。
「職員室から校庭が丸見えってわかってへんのかなあいつら」
「まあ、神ちゃんはともかく3人はあほやからな」
「...今日は見逃してやってもええかもしれへん」
「淳太くんめずらし」
「4人がキラキラしてるから今日だけな!」
楽しそうに笑った淳太くんを見て、俺は4人の後ろ姿を見届けた。
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琉璃宮(プロフ) - 星恋さん» いえいえ! ありがとうございます〜〜!!! (2017年3月12日 20時) (レス) id: ae2eff5d59 (このIDを非表示/違反報告)
星恋(プロフ) - 琉璃宮さん» 更新ありがとうございます!! そしてツイッターのフォローもありがとうございます!!これからも応援してます!、 (2017年3月12日 20時) (レス) id: 810acae356 (このIDを非表示/違反報告)
琉璃宮(プロフ) - ryusejunさん» ありがとうございます!! 必ず書かせていただきますね(笑) (2017年2月12日 11時) (レス) id: ae2eff5d59 (このIDを非表示/違反報告)
ryusejun(プロフ) - 琉璃宮さん» 受験ファイトです! (2017年2月12日 11時) (レス) id: a560a1d60f (このIDを非表示/違反報告)
琉璃宮(プロフ) - ryusejunさん» 了解しました! 書くとするなら受験後なので3月中旬くらいになりますが気長になっていただけたらなと思います! (2017年2月11日 17時) (レス) id: ae2eff5d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉璃宮 | 作成日時:2016年3月28日 13時