お兄ちゃんなんて爆発してほもになっちゃえ!! (ページ4)

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「むにゃむにゃ…お兄ちゃん…」

「…は…で？…ぽ…」

その声に気づいて、私は微かに目を開けてみた。

「…で………だから……こ……」

間違いなくお兄ちゃんの部屋からだった。

「おにい…ちゃん…？」

「これ………お……で……」

「…？」

お兄ちゃんの声以外の声がしている。
一人しかいないはずなのに、知らない人の男の人の声がする。

「ま…まさか…」

「あ………い……」

「もしかして…(じゅる)」

「ちょ………な……」

「!!?」

女の人の声…!!しかも、その人…

「やだ！！！！」

バン!!(扉の音

「うっさいわね、遅刻するわよ！！？はやく着替えなさい！！？」

バタン(ｔ

「お母さん…さっきの、夢…？」

よかったあああああああああああああああああああヽ(´▽｀)/
夢だったんだねーーーーーーーヽ(*´∀｀)ノ
女の人いなかったらなあ…なんて…

ブブブ(携帯のバイブ音

「ん？」

{LINE}

≪なにしてんのー？学校行こうよーまだー？寝てんの－？

「え」

やばい。八時過ぎてる。遅刻する…

≦うーん、今起きたー先言っててー [送信]

「ごはーん」

がたっ(椅子に座る音

…目をパチパチさせた。
その目の前には、お兄ちゃんがいた。

「お兄ちゃん！！？」

「…なに？」

「学校は！！？」

「…今日遅いの。お前、はよしたほうがいいんじゃ」

「あああ身支度時間かかるから！！いってきまーーす！！」

ダダダダ

…靴を履くのにも案外時間がかかる。

「…あれ?」

靴箱の中には、間があった。
靴が二つ入るような、間。

「え…？なに、この間…」

「…まさか、ね。」

「おい」

「お兄ちゃん！！」

「半過ぎてんぞ。学校行け」

「!!い、いってきまーーす！！」

私は考えるのを後回しにして、学校へと走った。