君の本音 ページ14
『お邪魔します。』
久しぶりに入ったAちゃんの部屋は、前に来たよりも明らかに落ち着いた部屋になっていて、カーテンの色も、ベッドの色も、なんか全てがAちゃんらしい感じの部屋だった。
JM「綺麗な部屋だな〜。」
ジミナは、俺にしか見えてないことをいい事にAちゃんのベッドの上に遠慮なく寝転んで。
なんでお前がそこにいるんだよって今すぐにもそこから引きずり下ろしてやりたいけど、Aちゃんがいるからそこをぐっ、と堪えて床に腰を下ろした。
.
.
「なんか、不思議だな。」
『え？』
「今までは、テヒョンくんが私の目の前に居たって、不思議だなんて思ったことは無かったけど、今はこの瞬間が特別だってすごい思う。」
優しく微笑んでいるAちゃんのその顔は、今まで見てきた表情とは少し違った。
それは、まるで笑顔の中で悲しみが存在するような、自分が知らないAちゃんの表情だった。
『これから、49日間ずっとここに居ていいの？』
「テヒョンくんが良いなら、私は全然平気だよ。」
『俺が居て、息苦しくない？』
俺が居ることで、Aちゃんには他の人に対して大きな秘密を抱える事になるわけでしょ？
俺が勝手にAちゃんに対して思い残しを抱いた事でAちゃんはそんな秘密を抱える羽目になったから、迷惑だって思われても仕方ないかなって。
だけど、Aちゃんは俺の言葉を聞いてそんなことないって首を横に振った。
「テヒョンくんの事が見えてるのって、私だけなんでしょ？それって、テヒョンくんが私を選んだの？」
『、そうだね。』
「テヒョンくんの事が好きな子には申し訳ないけど、これが他の子だったら…嫌だったかも。」
Aちゃんがそんな風に思っていたことに少しというか、だいぶ驚く。
「だから、私だけテヒョンくんと皆より長い時間を過ごせてるっていう事実がすごく嬉しい。」
ずっきゅん。
キムテヒョン、別の意味で死にました。
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ぽんた(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんコメントありがとうございます。新作の方はまだ5話までしか更新できていないのですが、嬉しいお言葉過ぎてなんと言ったらいいのか…これからも更新頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2019年4月17日 16時) (
レス) id: 37955dd72d (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆(それでも…)がオススメに出てきて読ませていただいて、ガッツリハマってしまい、他の作品を一気見させていただきました^ ^これからも作者様の新しい作品に出会えることを楽しみにしてます☆ (2019年4月17日 8時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - ななペコさん» ななペコさんコメントありがとうございます。個人的には出来上がりが不安だったのですが、そう言って頂けると本当に嬉しいです。テストが終わったら新作出しますので、少々お待ち下さいませ！ (2019年3月6日 0時) (レス) id: 37955dd72d (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - お疲れ様です。きみとなの次の新作アンケートからずっとこのお話が気になっていたのですが、本当に今回も期待を裏切らない凄く良い作品で、感動しました(T T)世界観に引き込まれるような、身近さがあって、本当に楽しませて頂きました…新作、楽しみに待っています！ (2019年3月4日 0時) (レス) id: b3b044afea (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - ナンとカレーさん» ナンとカレーさんコメントありがとうございます。ガチ泣きだなんて…なんて嬉しいお言葉…新作も準備中ですのでこれからもよろしくお願いいたします！ (2019年3月1日 2時) (レス) id: 37955dd72d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた
| 作成日時：2018年12月28日 23時
