#024 ページ26
それからしばらくして、私は寝室に1人でいた時、家の中に誰かが入ってくる気配を感じた。
だからといって、私が何をする訳でもないから寝室のベッドの上でゴロゴロする。
初めてここに来た時は、テヒョンさんの匂いで充満していたこのベッドがいつからか、私の匂いが混ざってきた気がする。
.
.
テヒョンさんの家は、玄関を開けて廊下を歩くと右手に寝室があって、それを通りすぎて直進するとリビングへと繋がる構造になっている。
だから、この家に入った人がリビングへ行くためには必ず寝室の扉の前を通らなければならなくて。
話し声からして、テヒョンさんと仲が良さそうに入ってきたのは明らかに男性。
段々声が近づいて来たその時、
「ッ！？…」
寝室のドアノブをガチャ、と捻る音がした。
隠れているつもりでは無いけれど、見つかった時に説明する言葉が見つからない今の私たちの関係性からして、ここに私がいることがバレることは、良い事ではないのは確かだった。
驚いて多少身構えていたけれど、テヒョンさんが外でそれとなく阻止したのか、二人の話し声はまた遠くなっていった。
.
なにやってるんだろう、私。
そんな想いを込めて、ベッドに軽くパンチした。
.
.
それから、2時間ほどして、ずっとベッドにいるせいか眠くなってうとうとし始めた時に、寝室のドアが静かに開いた。
少し痛む腰を抑えながら、ドアの方を向いた。
「テヒョンさん、どうかされ…え？」
？「え…なんで…？」
そこにいた男性は、紛れもなく、
「…ジミン先輩。」
私のハジメテの人でした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aya20v(プロフ) - テヒョンが完全に壊れてなくて良かった〜！最後は大好きなテヒョンで終わってくれて私は大満足です！！この作品を読みながら、このテヒョンはDNAの頃の容姿を勝手に想像してました（笑）ぽんたさんの作品大好きなので頑張ってください！次のリセットも期待してます！ (2018年12月28日 0時) (
レス) id: a1d7ae9178 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - MAMAでジンさんが感想言ってる時、途中でテテが顔覆って泣いちゃったところ、私も泣いちゃいました。 (2018年12月16日 1時) (レス) id: de4a98aebd (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - すっごく好きな感じでドキドキしてます！ (2018年12月11日 7時) (レス) id: 81495de645 (このIDを非表示/違反報告)
シュガミミユンギ(プロフ) - いいですねぇ〜( ^ω^ )オフィスラブ系かと思ってたら突然来ましたね！ふふっ、こういうのすごく好きです！テヒョンに私も拘 束されたいですっ！笑これからの展開楽しみに待ってますね( ^ω^ )更新ふぁいてぃんですっ＼(^ω^)／ (2018年11月24日 8時) (レス) id: 8dfdec943d (このIDを非表示/違反報告)
kom0725pu(プロフ) - わたしEXOが好きだけどこの作品は好き！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 7aef2a49fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽんた
| 作成日時：2018年11月4日 21時
