#105 ページ7
サナ「その様子だと、テヒョンもしかして言ってなかったですか？」
サナさんとテヒョンさんが付き合っているとは思っていたけど、でもそれはあくまで私の想像であって。
テヒョンさんが言った、サナさんの事は好きじゃないって言葉を心のどこかで信じている自分がいた。
でも、それも今のサナさんの言葉で全て否定されてしまった気がする。
結局私は、テヒョンさんの隣じゃ幸せになれないって事なのかな。
.
「知らなかったですね。でも、初めて見た時にサナさんとテヒョンさんはお似合いだと思ったので良いと思います。
おめでとうございます。」
私がそう言うと、サナさんは顔つきを変えて、
サナ「ありがとうございます。そういう事なので、もう金輪際テヒョンと会わないでほしいんです。」
普通、そこまで言うかなぁ…
サナさんはなぜ私にそこまで敵意むき出しなんだろう。
「言われなくてもそうするつもりでした。もうテヒョンさんとは会わないです。」
サナ「良かった。そういえば、Aさんってあのグループの誰かと付き合ってるんでしたっけ？」
誰にもその事は言っていなかったのにどうしてサナさんが知ってるの？
「なんでそれを…！」
サナ「っ…(笑)本当にそうなんですね。」
嵌められた。誰にも言っちゃダメなのに。
つい、サナさんの口車に乗せられてしまった。
サナ「あ！じゃあ、今度Aさんの彼氏さんとテヒョンと私たちの4人で食事でもしましょうよ！」
今思いつきましたみたいな感じでわざとらしく手を叩きながら言ったサナさん。
これが目的だったんだ。
「何を言って…」
サナ「私、あの業界じゃ結構顔が利くんです。断ったらどうなるか、分かってます、？」
これじゃ断ることなんてできない。
だったら、サナさんの言うことを聞くしかない。
「…分かりました。後日予定を合わせましょう。」
満足そうに笑うサナさんが、憎かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジンベーザメ(プロフ) - 本当に素敵すぎた作品です！！！！！すごく良かったです！！ありがとうございました！！ (2019年5月6日 19時) (
レス) id: e6d9bbab14 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - お疲れ様です！！ラストの終わらせ方、完璧過ぎて尊敬です��(ﾟДﾟ) 新作も頑張ってください！もちろん読みます笑 これからも応援しています!!! (2018年11月5日 0時) (レス) id: b3b044afea (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 1ばんが先に見たいですれ！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 8c6f5da4b7 (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - お疲れ様です！きみとな素敵な作品でした(^^)次回作も楽しみにしてます！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 6fbb76998d (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - 1番を先にみたいです！ (2018年10月29日 22時) (レス) id: cb7e5c3f35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽんた
| 作成日時：2018年9月17日 23時
