#126 ページ28
「本当に、自分勝手でごめんなさい。」
何も言わないジョングクに向かって頭を下げる。
少しすると、頭上からジョングクの声がした。
JK「…A。顔上げて。」
ジョングクの声に釣られるように頭を上げると、
「わっ…！」
ジョングクは、私の事を抱きしめた。
.
JK「本当に、遅すぎ。」
「え…？」
ジョングクの言葉の意味がいまいちよく分からなくて、聞き返す。
JK「Aの事好きだっていう気持ちは本当だけど、最初からAが俺のこと好きになるなんて絶対に無いことだって分かってた。」
JK「それなら付き合おうなんて言わなければ良かったんだけど、やっぱりAの事好きだからさ。
Aが、自分の口から本心を言ってくれるまでって考えてたんだ。」
意地悪してごめん。と、小さく謝ったジョングク。
ジョングクが謝ることなんてひとつもないのに。
「謝らないで。ジョングクは、何も悪くないから。」
私がそう言うと、肩で少し笑ったジョングク。
「…なんで、笑ってるの。」
すると、ジョングクは私から体を離し、柔らかな表情で口を開いた。
.
JK「Aのそういう、自分よりも他人、みたいな所本当変わらないなって。」
「…そんな事ないよ。私が自分勝手なせいで、ジョングクの事傷つけた。」
JK「俺が、いつ傷ついたなんて言った？」
「…え？」
全く傷ついていません、みたいな顔して、頭の上にはてなマークを浮かべながらそう聞いてきたジョングク。
JK「Aが、テヒョニヒョンと幸せになってくれるなら俺はそれでいい。
本当は俺が幸せにしてあげたかったけど、それは出来なくてもAが幸せならそれでいいから。」
「…ジョングクだって、自分よりも他人じゃん。」
ジョングクのそんな気持ちを聞いて一瞬言葉に詰まりながらも、そう言った。
JK「俺に話したい事は、もう終わりでしょ？
こんな所居ないで、ヒョンの所行ってきな。」
ジョングクのその言葉に、私は首を横に振った。
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ジンベーザメ(プロフ) - 本当に素敵すぎた作品です！！！！！すごく良かったです！！ありがとうございました！！ (2019年5月6日 19時) (
レス) id: e6d9bbab14 (このIDを非表示/違反報告)
ななペコ(プロフ) - お疲れ様です！！ラストの終わらせ方、完璧過ぎて尊敬です��(ﾟДﾟ) 新作も頑張ってください！もちろん読みます笑 これからも応援しています!!! (2018年11月5日 0時) (レス) id: b3b044afea (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 1ばんが先に見たいですれ！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 8c6f5da4b7 (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - お疲れ様です！きみとな素敵な作品でした(^^)次回作も楽しみにしてます！ (2018年10月29日 23時) (レス) id: 6fbb76998d (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - 1番を先にみたいです！ (2018年10月29日 22時) (レス) id: cb7e5c3f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた
| 作成日時：2018年9月17日 23時
