きみの隣。TH (ページ46)

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#046 ページ46

ソヨン「Aが指輪つけるなんて珍しいね。」

大学で、私の手を見て早速そう言ってきたソヨン。

目ざといな…

「たまにはつけてみようかなって。」

ソヨン「誰かから貰ったの？」

「…うん。貰い物。」

ソヨン「分かった！この間話してた人でしょ？」

ソヨンって、変な所で勘がいいから今までも驚かされた事が何度もある。

ソヨン「ねえ、ていうかさ、」

私の指輪を見つめながらおもむろに自分の携帯を取り出して何かを探し出した。

ソヨン「それ、このテテがつけてるやつに似てない？」

まじでソヨン、勘良すぎだって。

ソヨンの一言で胸の中がざわついて一気に落ち着かなくなる。

ソヨン「似てるっていうか、同じのかな？」

いいなー、私もテテと同じ指輪つけたかったーって呟くソヨン。

今まで、ずっと隠してきた。

だけど、もうそろそろ言わないといけないのかもしれない。

それに、こんなに大事な友だちにいつまでも隠し事をするのは私には限界だった。

「ソヨナ。この授業終わったら時間ある？」

ソヨン「？…あるけど。」

「大事な話があるの。」

やっと、言う時が来た。