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#012 ページ12
『俺と交換するの、やだ?』
「そういう訳じゃないんですけど…」
急に子犬みたいな顔で言われるからそこまで強く否定できなくなる。
「私みたいなただの一般人にいきなりカトクなんて教えちゃって大丈夫なんですか?」
そんな事するつもりは無いけど、テヒョンさんの連絡先をもしかしたら私が悪用するかもしれないとか思わないのかな。
『俺ね、人を見る目はあるから大丈夫!』
自信満々に言ったあとに、Aちゃんはそんな悪いことできるような子じゃないでしょ。って言われた。
「まあ、確かに。」
『なんかあったら、その時はその時だけどね。』
今までとは違う真剣な声色を聞いた時、少しだけテヒョンさんの本当の心の内が見えた気がした。
その後、言われるがままにカトクを交換して私の携帯の中にはテヒョンさんの連絡先が入った。
やばい…私芸能人と連絡先交換しちゃったよ…
『今度連絡するね。』
帰り道で別れる時に言われたテヒョンさんの言葉に少しだけ胸が躍ったのはきっと思い違い。
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作者名:ぽんた | 作成日時:2018年7月18日 20時