はじめまして ページ6
夏南side
目を覚ましたら近くにいた看護師さんが声を掛けてきた。
どうやら、担当の先生を呼んでくれるらしい。
助かったみたいね、私…。
こころのどこかで、あのまま消えられていたら…、なんて考えが顔を出した。
また、お母さんに何かされる…
そう思うとこわくてたまらなかった。
すぐに先生がきて私の思考はそちらに向いた。
藍沢side
「喘息の発作だった。2日間意識不明だった。
今はだいぶ落ち着いているが安心はできない。」
ざっくりと状態を説明する。
しかし、彼女はまるで他人事のように聞いている。
「まぁ、一週間は入院して経過観察だ。」
夏南「そう…ですか。」
一瞬聞くのを躊躇ったが、思い切って尋ねてみた。
「両親についてなんだが、連絡がとれないそうだ。こころ当たりはないか？」
すると、彼女の顔から一気に血の気がひいていった。
明らかに動揺している。
やっぱり何かあるのか。
しかし、問い詰めるのはやめておいた方がよさそうだな。
あきらめて、医局に戻ろうとした、…が
夏南「あっ…ぁ、ぇっと、…
た、助けて…っ」
目に涙を溜めて、こちらを見上げてくる。
明らかにおかしい態度に俺はどうしようか考えた。
「わかった。少し待っていてくれるか？」
そうできるだけ優しく言い、頭を撫でる。
そうすれば、彼女はコクリと小さく頷いた。
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海夕梨(プロフ) - ありがとーございます！頑張って更新しますね！ (2018年8月10日 3時) (
レス) id: 7c7f6036de (このIDを非表示/違反報告)
ﾖ-(*＞∀・)ゞ-ｿﾛ- - 初コメです。白石先生が好きなので2番がいいなって思ってます！これからも頑張ってください！ (2018年8月9日 18時) (レス) id: a9b248562d (このIDを非表示/違反報告)
友姫那 - 文章がうまい (2018年8月9日 2時) (レス) id: 977ce48d25 (このIDを非表示/違反報告)
友姫那 - 文章がうまいです！ (2018年8月9日 2時) (レス) id: 977ce48d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海夕梨 | 作成日時：2018年8月8日 23時
