音痴だけど音痴じゃない ページ5
(kwkm side.)
『んんん…んえぇ…？？』
かれこれ1時間半。
さっきからAがずっとパソコンとにらめっこしている。
Aは軽い機械音痴らしい。
タッチタイピングだけはアホみたいに早いから、パソコン自体が嫌いというわけでは無いっぽいが。
『え、ここクリックすんの怖っ！なんかデータ飛びそうだし…えーでも…』
なにせ自分の記事のデータが飛んでショックを受けたくないらしく、クリックする場所を毎回悩んでいる。
そんなに悩まんでも…。
『…おっ、終わったぁあ！』
ぼけーっとそんなことを考えていれば、やっと記事が出来たようだ。
『ほいっ、川上くん！』
達成感でニッコニコのAからUSBを受け取る。
『出来てる？出来てる？？』
川「ちょっとまってな、えーと…」
【データがありません】
『………え』
まさか。
川「…保存のボタン押し忘れたでしょ」
『…あ、
あぁぁぁあ！！』
こ「Aさんまたやらかしたんですか…」
『うぅ…っ、山本くーーん…！！』
どーん
山「わっ、そんなに抱きつかれても困るよAちゃん…」
『だってぇえ…！！！』
川「あーあ…」
Aが山本にぐずぐず泣きついていると、ちょうど伊沢さんと須貝さんがオフィスに来られた。
須「よーっ、て…A？」
『あ、すがいさぁん…！』
どーん(2回目)
伊「どーしたよ」
川「Aが記事の保存し忘れてUSB抜いちゃって、データ飛んじゃったんすよ」
『頑張ったのにーー！』
須「おーよしよし」
川「…A、もっかい頑張ってな」
『もう嫌だ…』
こ「Aさんタイピングめっちゃ早いんですから大丈夫ですよ」
『まー、1回作ったからそこはいいんだけどねぇ…』
伊「そこだけチートってどゆことよ」
『キーボードは場所覚えるだけじゃん？でも編集とかは詰めが甘いと全部消えちゃうからさ…』
須「そこの記憶力はバケモンなのな」
こ「保存のクリックは忘れるのに」
『うるさいですよこうちゃん』
伊「そこら辺の機械音痴はまだ治ってないか」
『私は音痴じゃないよっ…』
川「それは知ってる」
須「俺らどころか、女性声優オタクほとんど全員が認めてるわ」
『あー、最近歌ってないなぁ…』
こ「いつかAさんの生歌聴きたいですね」
♬
今めっちゃカラオケ行きたいです…
コロナ収まったら絶対行こうね！！って友達と約束しました。
ボカロ歌いまくろ。
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亜露夢 - コメント失礼します！続編読みたいです。ランなさんのお話大好きです！これからもご自身のペースで頑張って下さい！(生徒会副会長と吹奏楽部副部長…尊敬します。そちらも頑張って下さい！) (2020年7月5日 18時) (
レス) id: ec857bc14c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 少し前に紹介されてたけど、出てくるタイミングを失っていたランなのリア友です。私も続編を読みたいな。こんなふうに、たまにコメント欄に出てくるので皆さんよろしくお願いします！ (2020年7月2日 23時) (レス) id: dc74e3fb2c (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - とても好きなので、続きお願いしますm(__)m (2020年7月2日 21時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
ここあ。(プロフ) - 読みたい！です！主様のお話好きなので！ (2020年7月2日 20時) (レス) id: 2eecf27a1d (このIDを非表示/違反報告)
りゅかるぅ - コメント失礼します。このお話が大好きで、毎度楽しんで読ませてもらっています。続編はぜひ書いてもらいたいです！応援してます！ (2020年7月2日 6時) (レス) id: 980203a542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランな | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月16日 21時
