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賢者side
オズが小さな声で呪文を唱える。すると、南の魔法使いのフィガロがあらわれた。
「あれ？オズ、お前が呼んだのか？」
「……ふあぁ……。弱い魔法なら、なんとか使えるようだ……。……だが……、眠い……。」
「こら。人を呼びつけて欠伸するな。」
みんなが恐れるオズに対して、フィガロは気さくに叱りつけた。突然、呼び出されたことに動揺もしないフィガロに、オズは告げた。
「一時的に魔力を失っている。ミスラとオーエンからアーサーを守れ。おまえなら出来るだろう。フィガロ。」
「………。」
『あ、やっぱりフィガロ先生はフィガロちゃんだったんですね。』
「っうわ！？あなたの名前、いつからいたんですか…！？ていうかどこに…、いや、フィガロちゃんって…？え？」
『すみません、賢者様。ちょっと人に酔ってしまって…いままで中庭を散歩してました。
というか……わあ…壮観ですね。このバルコニー。オズ様にフィガロ先生にミスラさんにオーエンさんにアーサー殿下……。』
「ちょっと、あなたどこほっつき歩いてたんですか。」
『はい？』
「はい？じゃないですよ。なにとぼけてるんです？」
わけがわからないという顔をしたあなたの名前に、ミスラがずんずんと迫っていく。
『は？いや、とぼけるも何も…』
「ミスラ。この子は違う。」
あなたの名前を庇うように、フィガロが二人の間にはいる。
「はぁ？間違うわけないでしょう。こんな魔力の気配。」
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謡月篠彗 - 月宮ミナさん» はじめまして！コメント、ありがとうございます。ヒースクリフ、良いですよね。可愛いしかっこいいし顔がいいし声もいいしシノとの関係性とか大好物です（ノンブレス） (2022年11月11日 23時) (
レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
月宮ミナ(プロフ) - はじめまして!まほやくを始めたのがつい最近ですが、推しはヒースクリフなのでこの小説があってとても嬉しいです!更新頑張ってください! (2022年11月8日 23時) (レス) id: 5f45b8b985 (このIDを非表示/違反報告)
謡月篠彗 - 氷華さん» 初めまして！コメント、ありがとうございます。そういって頂けて嬉しいです！！これからも頑張りますね！！ (2022年3月5日 17時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 初めまして、とても面白く素敵なストーリーで更新心待ちにしております！これからも頑張ってください。 (2022年3月2日 21時) (レス) id: 938924d105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月詠 | 作成日時：2021年12月24日 0時
