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私たちが
『……せっかくの料理が冷めてしまいますわ。どうして手をつけられないのですか？』
第二王女様が私に視線を向けながら、嘲笑を浮かべる。
「魔法使いの作った料理を、一国の王女が口にするとお思い？」
『……あなた様方の願いのために開かれたお食事会ですのに？』
「あら？そうだったかしら。覚えがないわね。」
第二王女様に第一王女様も乗っかって話す。
キッチンのほうに目を向ければ、ネロの他にリケやミチルが嫌そうな顔で王女様たちを見ている。
今にも文句を言いに向かってきそうな雰囲気。ネロも2人をなだめてはいるものの、嫌悪感を王女様たちに隠しもせず向けている。
王女様たちは少しも気が付いていないみたいだけど。
ヒースの後ろに控えているシノも文句のために口を開きかけた。
＿＿＿そのとき、食堂の窓から風が吹き抜ける。
「っえ？なになに？」
クロエが驚いて声を上げる。
席に座る全員が風が吹いてきた窓に目を向ける。そこには、手紙を持った大きな鳥が窓枠を止り木のようにして止まっていた。
「まあ！大きい鳥！！」
「大きな、鷲…？」
『……フィーデス騎士。』
東のルールでは食事中、テーブルに料理のある時は席を立ってはいけない。
例えばカトラリーを落とすなどしたとき、貴族や王族は控えの者がいるのでその者に拾わせる。
フィーデスが大きな鳥から手紙を受け取り、そのまま私のもとに持ってくる。
手紙につけられた封蝋を見れば、東の国の印がつけられていた。フィーデスがお妃様からの手紙を持ってきた時のようにペーパーナイフを取り出して封を開け、手紙に目を通す。
『東の国の国王陛下からの御手紙です。私宛ではなく、お二方宛のようですね。』
そう言って、フィーデスに封筒と手紙を重ねて渡す。フィーデスは第一王女様にそれらを渡す。
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謡月篠彗 - 月宮ミナさん» はじめまして！コメント、ありがとうございます。ヒースクリフ、良いですよね。可愛いしかっこいいし顔がいいし声もいいしシノとの関係性とか大好物です（ノンブレス） (2022年11月11日 23時) (
レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
月宮ミナ(プロフ) - はじめまして!まほやくを始めたのがつい最近ですが、推しはヒースクリフなのでこの小説があってとても嬉しいです!更新頑張ってください! (2022年11月8日 23時) (レス) id: 5f45b8b985 (このIDを非表示/違反報告)
謡月篠彗 - 氷華さん» 初めまして！コメント、ありがとうございます。そういって頂けて嬉しいです！！これからも頑張りますね！！ (2022年3月5日 17時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 初めまして、とても面白く素敵なストーリーで更新心待ちにしております！これからも頑張ってください。 (2022年3月2日 21時) (レス) id: 938924d105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月詠 | 作成日時：2021年12月24日 0時
