検索窓
今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:27,313 hit

64. ページ26

賢者side

翌朝、俺はシノとヒースクリフとあなたの名前と一緒に、昨日の出来事をアーサーに報告しに行った。

「おはようございます、賢者様。」

「ヒースクリフ、あなたの名前、シノも。早起きができてえらいのう。」
「いい子じゃな。……あなたの名前は起きとるのかの?」

まだ目が覚めきっていないのか、ヒースクリフに手を引かれているあなたの名前を見て、ホワイトが言う。

『……起きてます、一応。おはようございます。スノウ様、ホワイト様、アーサー殿下も。』
「ああ、おはよう。」

「おい。スノウ、ホワイト。子供扱いするな。」

「スノウ様とホワイト様もご一緒だったんですか。」

「そうじゃ。朝のお茶を一緒にと思っての。オズも誘ったんじゃが、断られてしもうた。」
「……………。」

「アーサーがしょげることはないぞ。大方、昨晩、魔法が使えなかったものだから、そなたに合わせる顔がないのじゃろう。」
「そのようなこと……。〈大いなる厄災〉の傷なのですから、オズ様のせいではないのに。

ヒースクリフ、おまえは大丈夫か?おまえはまだ、〈大いなる厄災〉の傷がわかっていないのだろう?」
「はい……。俺以外には、ファウスト先生とムルがわかっていないです。」

「その奇妙な傷が見つかったとして、治す方法はあるのか?」
「探しておる最中じゃ。色々とやることが山積みじゃの。」

「じゃが、今日の昼に叙任式を行えば、ひとまず、一段落じゃ。」
「城のバルコニーから、広場の民たちに、挨拶するんじゃったのう。」

「バルコニーから民衆に挨拶……。格好いいな。ブランシェットの旦那様みたいだ。もうやりたい。」
「あはは。もうじきだ。正午には執り行う予定になっている。」

65.→←63.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
188人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

謡月篠彗 - 月宮ミナさん» はじめまして!コメント、ありがとうございます。ヒースクリフ、良いですよね。可愛いしかっこいいし顔がいいし声もいいしシノとの関係性とか大好物です(ノンブレス) (2022年11月11日 23時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
月宮ミナ(プロフ) - はじめまして!まほやくを始めたのがつい最近ですが、推しはヒースクリフなのでこの小説があってとても嬉しいです!更新頑張ってください! (2022年11月8日 23時) (レス) id: 5f45b8b985 (このIDを非表示/違反報告)
謡月篠彗 - 氷華さん» 初めまして!コメント、ありがとうございます。そういって頂けて嬉しいです!!これからも頑張りますね!! (2022年3月5日 17時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 初めまして、とても面白く素敵なストーリーで更新心待ちにしております!これからも頑張ってください。 (2022年3月2日 21時) (レス) id: 938924d105 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪月詠 | 作成日時:2021年12月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。