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46. ページ2

「オーエン……!」
「……おや、騎士様。よく似合ってるじゃないか。僕の目玉。」

?目玉って何のことかしら……?

首をかしげていると、賢者様が気を遣ったのか小声で私に教えてくれた。

「カインの片目はオーエンに奪われて、強制的に交換させられたらしいです。」
『片目を……奪われる……。』

何ともヒースが怖がりそうな話だと思いながら、ヒースに目をやる。案の定下を向いていて、少し顔色が悪い気もする。


そうしてヒースを気にしていると、扉からまた声が聞こえた。

「ちっ……。北の魔法使い、ブラッドリー。」
「……ブラッドリー……!」

反応からして、賢者様は会ったことのある人のようだ。

「せっかく自由の身になって、羽伸ばしたっていうのに……。胸糞悪い目にあったぜ。」

体についた雪を払いながら、ブラッドリーさんがずかずかと大股で歩き出す。彼が向かった先に目を向けると、彼の姿に驚愕し、立ち尽くしているネロがいた。

そのまま、ブラッドリーはネロと話し始めた。私と賢者様のところまでは聞こえない声だったけれど、ブラッドリーは笑っていて、そこに険悪そうな雰囲気はなかった。

突然現れた、三人の北の魔法使いたち。彼らを前に、華やかだったお城の広間は、恐怖と絶望の空気に満ちていた。

それは圧倒的な、彼らの力を示していた。

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謡月篠彗 - 月宮ミナさん» はじめまして!コメント、ありがとうございます。ヒースクリフ、良いですよね。可愛いしかっこいいし顔がいいし声もいいしシノとの関係性とか大好物です(ノンブレス) (2022年11月11日 23時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
月宮ミナ(プロフ) - はじめまして!まほやくを始めたのがつい最近ですが、推しはヒースクリフなのでこの小説があってとても嬉しいです!更新頑張ってください! (2022年11月8日 23時) (レス) id: 5f45b8b985 (このIDを非表示/違反報告)
謡月篠彗 - 氷華さん» 初めまして!コメント、ありがとうございます。そういって頂けて嬉しいです!!これからも頑張りますね!! (2022年3月5日 17時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 初めまして、とても面白く素敵なストーリーで更新心待ちにしております!これからも頑張ってください。 (2022年3月2日 21時) (レス) id: 938924d105 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪月詠 | 作成日時:2021年12月24日 0時

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