１９品目 中 ページ34
ーえななん視点
「あのね、Aさん。落ち着いて聞いて欲しいんだけど…」
奏が静かに語りだす。
私達がニーゴであること、ニーゴだから私たちは仲がいいこと、
まふゆがAの料理に救われているということ、
今回誘ったのはニーゴであることを話すのと日頃のお礼がしたいこと、
(チケットは鳳さんから譲り受けたものであること)
全て話す奏は普通の顔だった。
話を聞いているAも普通に頷いている。
「あーっ、なるほど！私なんで気づかなかったんだろ？！」
「それボクも思ったよー！ここまでよく気づかなかったね？！」
しんみりした空気が二人により晴れていく。
「もう、いっときはどうなるかと思ったわよ！奏が急に話すとか言うからさ。」
「…ほらまふゆ。お誘いしなきゃ。」
「……A。
急に呼び出してごめん。貰い物のチケットだけど。…………付き合って。…日頃の感謝…って事で…」
「はいっ、もちろん！！」
「……まふゆ。よかったね」
「そうね。これもAちゃんのおかげかな。」
「さっ！行くよえななん！午後からだって遊べるんだよフェニランは！」
瑞希に強く手を引かれる。その手の反対にはA。
そのAの反対にはまふゆがAの指先をちょんと掴んでいて、その横には奏がまふゆの手を小さい手で握っている。
ー奏 視点
…私達は最初に目の前にあったティーカップに乗った…んだけど。
「ティーカップ、ちょっと気持ち悪くなっちゃった…あはは…」
「瑞希が回しすぎるからでしょ？！」
「違うよ！まふゆもめっちゃ回してたよ？！」
「…。」
「私も…気持ち悪い…」
陽も落ちてきて暗くなっている。
装飾がクリスマスでもないのにキラキラしていて目を奪われる。
「あっ、ショーでもどうです？私も奏さんも酔っちゃったみたいなので…！」
「いいわね！…あっ、あれって…」
「あっ、類達のショーだー！」
これからみんなの知り合いが出るショーが始まるらしい。
賑やかで派手で、終わる頃には私たちも含め観客全員が拍手喝采をした。
「すごかったねー！」
「うん！凄かったね！あ、そういやあの紫の髪の人が瑞希ちゃんがチョコあげた人でしょ？」
「まあね。義理だよ？！」
賑やかに喋る3人。それを眺めるまふゆ。
まふゆもこの賑やかな雰囲気にあてられたのか心なしか楽しそうだ。
「あっ、次なにか食べようよー！」
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無案のむあん - 無名さん» 読んで ですね笑 (11月17日 19時) (
レス) id: a9cf29132f (このIDを非表示/違反報告)
無案のむあん - 無名さん» 楽しく呼んでいただいてありがとうございます！ちなみにレシピはクックパッド等から取ってきてるのでぜひ参考に！カヌレとタルトですね！お待たせさせてしまうかもですが書かせていただきます！ありがとうございます！( ´∀｀) (11月17日 19時) (レス) id: a9cf29132f (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 私もおかしづくりが趣味なので楽しく読ませていただくとともに、お菓子作りのアイデアも頂いてます♪ リクエストなのですがカヌレとタルトは可能でしょうか…？ (11月16日 12時) (レス) id: ba3d5519eb (このIDを非表示/違反報告)
無案のむあん - わんだほーい！さん» 初コメいただきましたー( ´∀｀)コメントありがとうございます！シャーベット了解です！(￣^￣)ゞ少々時間がかかるかもですが気長にお待ちくださいませ〜 (8月27日 1時) (レス) @page42 id: a9cf29132f (このIDを非表示/違反報告)
わんだほーい！ - 初コメ失礼します！リクエストでシャーベット作って欲しいです。 (8月24日 16時) (レス) id: 387c9e438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無案のむあん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/muan/
作成日時：2022年3月26日 1時
