お姉ちゃんになってみた（リク）※切ない感じかも ページ7
ま「お姉ちゃん」
いつだって私の妹は優秀だった。もちろん私が劣っていた訳じゃない
けれど、一つしか年の違わない…それも優秀な妹がいれば私だって張り合ってしまう。
「お姉ちゃんだから」それが私の呪縛だった。
「お姉ちゃんだからできて当然」
「お姉ちゃんだから譲って当然」
「お姉ちゃんだから…」
そうやってずっと苦しんできたけど、まふゆが憎かったとかではない
むしろ大好きだ
でもだからこそ、素のまふゆを見ると今でもたじろいでしまう。
本当に一年も差があるのか…下手をしたらまふゆのほうがお姉さんなんじゃないか。そんな錯覚を起こす
そしてそんなまふゆが今私の目の前にいる。もう深夜、お母さん達は寝ている。
ま「ねぇ、お姉ちゃん」
『どうしたの？』
そう言って私はにっこりと微笑んでみせる。私のことを呼ぶ無表情な仮面が、どことなく寂しそうだったからそうしたかったのかもしれない。
ま「…無理、しないでね」
『…。』
少し驚いた、本来ならそれを言うのは逆な気がした
私がかけてあげる言葉な気がした。
私は"お姉ちゃん"だから
まふゆの言葉にほんの少しだけ私は目を見開いた、そしてそれは、おそらくまふゆにも伝わったんだろう
ま「お姉ちゃんのこと大好き」
『…私も大好きだよ』
きっと私が不安にならないようにかけてくれた言葉だったんだろうと一人で勝手に理解した。でも、私にはとにかくまふゆが消えてしまいそうに見えた
そんな不安をよそにまふゆは私に抱きついた
消えてしまいそうなまふゆがその存在を確かにするように。
今、私を抱きしめている
私もそれに応えるように腕に力を入れた。
…応えるようにと言うよりかは、今私の心に芽生えた感情
…恋情を悟られないようにしたかったのかもしれない。
知られて軽蔑されたくなかったのかもしれない
だから私は貴方のお姉ちゃんであり続ける
ま「どこにも行かないで、お姉ちゃん」
『何処にも行かないから…絶対に』
たとえ、この時間に限りがあるとしても
貴方が消えてしまうとしても
私は貴方と一緒にいるから
『何があっても…ずーっと一緒だから』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
sideまふゆ
貴方が好きだから
姉でいてくれる貴方が好きだから
姉と妹のままでいいから
この恋情を悟られないように
貴方の妹であり続けるために
私は今日も
消えそうな仮面を被るんだ
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愛音＠ゴーヘド愛は誰にも負けない(プロフ) - 最推しなのでめちゃくちゃ最高ですね…すごいです。 (1月7日 7時) (
レス) id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
離羅 - あの、ナンパされちゃった、、、、みたいなのってできます？ (2023年5月5日 2時) (レス) id: db94eb3f79 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - あけましておめでとうございます。まふゆちゃんの誕生日を祝う話が見たいです。よろしくお願いします！ (2023年1月27日 14時) (レス) id: 9d3264981d (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 夢主ちゃんからでお願いします（汗汗汗汗）まじ1年くらい待つのでよろしくお願いします（嬉嬉嬉嬉嬉） (2022年12月17日 10時) (レス) id: 9d3264981d (このIDを非表示/違反報告)
ravito - ゆなさん» だいぶ…だーいぶ！更新遅れまして…（スライディング土下座⭐︎）どっちから別れを切り出して欲しいとかあります？ (2022年12月17日 0時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ravito | 作成日時：2022年7月7日 22時
