彼岸花が21輪 ページ22
ここは、、どこだろうか
真っ暗で冷たい上も下も右も左も分からない場所
『ねぇ、、君はなんの為に生きてるの？』
「え···??」
突然後ろから声をかけられる
振り返ると俺がいた、でもキズだらけで首輪もついて
まるで、、昔の自分
『誰のために生きてるの？』
「誰のため···俺は···自分のために··。」
『生きることに意味あるの···結局、俺は利用されるしかないんだよ？』
「そんな事ない····今は、あの人たちがいる！」
『君を助けてくれたあの人たちのこと？···それは君に利用価値があったから、君になんの魅力も無くなれば捨てられるんじゃない？』
目の前の俺は嘲笑うかのように俺を見つめる
まっすぐ俺を見つめる虚無の瞳を俺は見つめ返すことが出来なかった
確かにこいつの言う通りだ
俺にこの力がなければ捨てられる
でも、、俺はあの人たちを信じたい
『しかも、センラさんのこと好きなんでしょ？』
「！？」
『なんでって顔してるけど、俺は君なんだからそんなこと分かるよ。でも、あの人のことは諦めた方がいいよ。』
「なん····で。」
『気づいてるだろ？あの人が愛してるのは君じゃない。···あ、もう時間みたいだね。あとは君自身の目で確かめたらいい、君がどうすればいいのか時期にわかる時がくる。』
「待って！！まだ聞きたいことが·····！」
暗闇の世界が白い光に包まれている中で
何を言ってるのかは分からなかったけど
最後に俺が何か言っていたのはわかった
「ん···。」
目を覚ますとベッドの横に腕枕して眠るセンラさんの姿
身体が痛むはずなのにわざわざ来てくれた
そう思うとすごく嬉しかった
「っ···」
センラさんの髪に触れた途端流れ込んできた記憶
初めてあった時にも見たセンラさんの過去
俺によく似た女の人
その人を愛おしそうに眺める愛する人の瞳
さっきまでの希望が黒く染められていく
でもこの人が望むなら俺ができることは何でもしよう
この人に会いたいなら俺が会わせてあげる
「待ってて、センラさん。必ず紅葉さんに会わせてあげる。。」
俺の幸せよりも俺にとって大切なのはこのファミリーの幸せだ
例え俺の居場所が無くなってもそれは変わらない
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lie - 夢主くんかっこよ。終わりですかね？続きが見たいです！ (2021年2月27日 22時) (
レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
サバ缶(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待ってます！俺的にはどうしても眠りたいそらるさんが見てみたいです！前向きにご検討よろしくお願いいたします！ (2018年12月16日 15時) (レス) id: 37da4dfcf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れお x他1人 | 作成日時：2018年10月8日 19時
