彼岸花が11輪（漢字わからなくなったからひながらにします） ページ12
『ん···あれ、俺··。』
目が覚めたのは窓から月明かりが差し込むような時間だった
夜中の2時くらいだろうか
周りからはなにかの気配も感じることは無いまさに静寂
センラ「ん〜···紅葉···。」
ふと隣から聞こえた大切な人の声
横を見てみると気持ちよさそうに眠っているセンラさんがいた
『紅葉··？』
確かにセンラさんが寝言で言っていた言葉
それが植物なのか人の名前なのかはっきりわかるわけではないけど
何故か俺は(紅葉)という言葉が人の名前に聞こえてならなかった
センラさんの守るべき大切な人なのだろうか
恋人？家族？友人？少なくともこの一家にはいない人物の名前
『もし、その人がここに居たら···俺はセンラさんに見てもらえなかったのかな。』
いや、その人が居てもいなくても、センラさんは俺の事なんか見ていないだろう
初めてセンラさんに触れた時に見えた、センラさんの記憶
それは仲睦まじく幸せそうに笑うセンラさんと女の人
綺麗な黒髪に俺と同じ赤い瞳
とても綺麗で儚げで優しい顔で笑っていた
その人を見ていたセンラさんも俺が見た事ないほど幸せそうな顔で彼女の手を握っていた
容姿も、少し俺と似ていた
2人並べば双子だと思われるような程に
『俺は、愛してほしいだけなのに。』
センラさんの瞳に移るのは
この一家の思い出に残るのは
俺じゃなくて
多分その人なんだろう
『もう少し、もう少しだけ····。』
この幸せに包まれていたい
そう願いながら寝ているセンラさんの手を起こさないようにぎゅっと握りしめた
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lie - 夢主くんかっこよ。終わりですかね？続きが見たいです！ (2021年2月27日 22時) (
レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
サバ缶(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待ってます！俺的にはどうしても眠りたいそらるさんが見てみたいです！前向きにご検討よろしくお願いいたします！ (2018年12月16日 15時) (レス) id: 37da4dfcf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れお x他1人 | 作成日時：2018年10月8日 19時
