彼岸花が十輪 ページ11
センラ「疲れたやろ？ミルクとココアどっちがいい？」
『ミルクとココアってなんですか…？』
ベットに座っているAにあったかいもん飲ませようと思ったらびっくりする返事が返ってきた
ミルクとココアも知らんってあいつらどんな生活させてたんや
センラ「じゃあとりあえず甘い方でいいか。これがココアって言うねん、飲んでみ？」
恐る恐るとカップを受け取るとココアを口に入れるA
ある程度冷ましておいやから火傷はしてへんと思う
しばらくの沈黙の中幸せそうに微笑んで『美味しい』と呟いてた
それに少し嬉しくなってまた作ろうと心の中で考えているとAが話しかけてきた
『あの、センラさん。』
センラ「なに？」
『俺ってここにいて何をすればいいんですか？俺にできることなら殺しでも営みでもなんでもやるんですけど、さすがにみなさんに頼りっぱなしと言うわけにはいかないので。』
自傷気味に笑うAに少し胸が痛んだ
本当にこの子はどんな生き方をしてきたんやろ
Aは俺たちの祖とはまるで格の違う龍の能力の後継者で
それにかなう能力を持つ人間は今現在いないとされて居たからきっと誰かの上に立っている人物なのかと思って居たけど、こんなに脆く壊れてしまいそうな人間だとは思わなかった
センラ「Aにそんなことはさせへんよ。Aは俺が守るから。」
そう言うと驚いたように目を見開いて俺の目を見るA
何かと思うとキラキラ光る瞳に涙をため始めた
センラ「え！？どうしたん！？なんで泣いてるん！？」
泣いてる意味がわからなくて思わず慌ててしまう
どうしていいかわからずに座っているAの目線に合うように座る
『守るとか初めて言われた…いつも捨て駒みたいに扱われてたから…。』
センラ「A…大丈夫やよ。もう怖がるものなんてなんもない。」
そう言ってAの体を包み込むようにだきしめる
俺の服を強く握りしめるとすぐに耳元からすぐ寝息が聞こえた
起こさないようにベットに寝かせて布団をかぶせる
大丈夫や
Aは俺が守ったる
もう誰にも奪わせない
奪われるだけの俺はもう死んだ
俺から大切なものを奪う奴は誰だろうと許さへん
なぁ、紅葉
彼岸花が11輪（漢字わからなくなったからひながらにします）→←彼岸花が九輪
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lie - 夢主くんかっこよ。終わりですかね？続きが見たいです！ (2021年2月27日 22時) (
レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
サバ缶(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待ってます！俺的にはどうしても眠りたいそらるさんが見てみたいです！前向きにご検討よろしくお願いいたします！ (2018年12月16日 15時) (レス) id: 37da4dfcf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れお x他1人 | 作成日時：2018年10月8日 19時
