ニャー(7) ページ8
真冬side
猫になってしまう病気を気持ち悪がって。。気味が悪いといってお母さんは僕に暴力を振るうんだ。
僕だってこんな病気になんてなりたくなかった。
なんで.....なんで僕なんだよ!?
誰も助けてくれない。人間なんてそんなものだ。
きっと.....きっとあの女の子も。。。。
僕があきらめかけていたその時だった
体が温かいものに包み込まれてそのまま抱き上げられた。
うっすら目を開けてみると、あの女の子が僕を抱いて必死に走っていた。
助けてくれたんだ。ホッとした僕はなんだか眠くなって目を閉じた。
目を覚ますと僕は温かい液体で体を洗われていた。
シャワーだと気がつく。
((あぁ。温かい。))
あの女の子は今度はお湯の入った桶の中にいれてくれた。
女の子はなんだか機嫌が良さそうに僕のことを乾かして、お風呂から出ると温かいミルクをくれた。
ミルクを飲み終わると、どっと疲れが押し寄せてきて、また寝てしまった。
僕が目を覚ますと誰かのベットで寝ていた。きっとあの女の子の部屋なんだろう。
頭がボーッとして体が動かない。
早く帰らないと。早くしないと。お母さんが...お母さんに迷惑をかけてしまう。
そらるさんにも会いたい。
必死になって立ち上がると急に目の前が真っ暗になりベッドの上にぱたりと倒れた
((早くそらるさんに会いたい......。))
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作者名:るまなふ | 作成日時:2016年11月29日 22時