22話 ページ28
網干汰「お前あるびのなんだって?きっもち悪っ」
下巣八「近寄んな!お前の菌がうつるだろ!?」
ま「気持ち悪くないし菌なんて持ってないよ…」
網干汰「くちごたえすんな!」
ガンッゴンッガツン
ま「痛い!痛いよ!やめてよ!誰か!誰か助けてよ!」
アルビノで髪が白に近い銀色で目も銀
だった僕は、いつも、いつも、いじめ
られていた
助けてくれる人なんていなかった
大人に言っても
「気のせいでしょ?」
「私に言わないで!他の人に当たってちょうだい!」
と言われるだけでいじめは日に日に悪
化する一方だった
家でも虐_待をされていた
もう嫌だ、辛い、死_にたい
そう思った時に君が転校してきたんだ
最初は僕にとって君は恐怖の対象だっ
た、君もいじめて来るかも知れないっ
て思ったからね
でも、君は違った
網干汰「きもちわりぃ!」
ま「…っ…」
『かっこわりぃな、バカみてぇ』
下巣八「な、なんだよおまえ!おまえもいじめられたいのか!」
『……どうぞ?僕をいじめるならいじめれば?ただ、そんなことやってるお前らめちゃくちゃダサいぞ?』
ま「っ!?」
スパッといじめっこ達にいい放った君
はとても強くて綺麗でかっこよかった
あとの言葉に僕はもっと救われた
いつまで這いつくばってるつもり?い
じめっこにちゃんと立ち向かってた相
川さんすっげぇかっこよかったよ?そ
のかっこよさはどこにいったの?こん
なだっさいアホな奴らに時間費やして
る暇があるなら
楽しく有効に自分自身の意志をたもって
自分らしく!その髪や目だってすっごく綺麗じゃん!
あんな奴ら!あんな壁!ぶち壊そうぜ?
一人じゃ無理なら手伝ってやるよ
なぁ?這いつくばってる時間なんてねぇだろ?
ま「うんっ!」
じゃあ、あいつらに言ってやれよ、相川さんの気持ち全部
ま「ありがとう!坤月さん!」
”這いつくばってる時間が無駄!”
”そんなやつらに時間を費やしてる暇わねぇだろ?”
この言葉にどれだけ救われたか
でも君は次の日にはもうあの学校にいなかった
先生に聞いても答えてくれなかった
僕は泣いた、たくさんたくさん、泣いた
君だけだったから、僕を助けようとし
てくれた人は
それから今まで会うことはなかった
まふまふ 過去編終わり
今日は誰から言ってもらう?
zm「かまってーや?なぁなぁ〜……もうええ…かまってくれるまで邪魔したるわ」
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作者名:Karasu | 作成日時:2018年8月21日 15時