【文スト】魔法使い様は＊＊なようです【男主】

日向はお仕事でした ページ8

私は今日、花村と一緒に水族館に来ていた。


勘違いしないでほしいが、決してデートではなく仕事である。


「あーー…………やる気でなーい……。なぁんで花村来るのかなぁ……こんなガチムチ★と云うかムキムキ★と云うか兎に角むさ苦しい野郎と水族館なんて来たくなかったよー……。どうせならAたんと来たかったのに！」


「むきむきは元軍人なので仕方ありません。さっさと仕事モードに話し方を変えてください。それと、A様も男性ですよ？」


「違う、あの子の性別は天使だから。天然ドS属性の天使だから。それと仕事モードはAたんにかっこいいって云ってもらうための話し方だから嫌」


真顔で即答する。

あの子以上に天使と云う言葉が似合う子っている？いないでしょ？？

あの子は天使。決して野郎なんかと一緒にしてはならない存在だから。
ここテストに出るからね？


「…………気持ち悪」ﾎﾞｿ


「もしもし？花村君？聞こえてるよ？？？」


「何でもありません、それより日向様、約束の時間まであと10分程しかありませんので急ぎましょう」


あの禿と話すよりAたんコレクション(盗撮写真)見ときたい……と思い、携帯電話を開く。


すると、信じられないことにAたんに常時着けているGPSがこの水族館の売店を指し示していた。


「……………………いよっしゃああああああああ！！！！！！待っててAたああああああん」


「あ¨！？待てや日向様！！！」


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