勝手に死なせない【名探偵コナン】

ep.33 ページ33

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『大丈夫…


こういう事はプロに任せな…(ｷﾘｯ)』


松田｢…何だよ｣


『べっつに〜〜〜？

かっこいいなって思っただけだけど〜〜〜？』


松田｢おい、バカにしてねーだろうな｣


『よし！解体しよ！』


松田｢おい！｣




prrrrr prrrrr


松田｢佐藤か

あぁ、今カバーを開けたところだ

ちょっと待て、スピーカーにする｣


『ふーん、水銀レバーね

厄介だな』


松田｢あぁ、わずかな振動でも中の玉が転がり玉が線に触れたらオダブツよ…｣


『さっきの爆発の揺れでスイッチ入っちゃったみたいだしな』


松田｢俺の肉片見たくなきゃ、こいつを解体するまでゴンドラを動かすんじゃねーぞ！｣


佐藤｢で、でも爆発まであと5分もないわよ！｣


『まぁ、この程度の仕掛けなら3分もかからずに…


っ！！！！！！』


松田｢っ！！！！！！

''勇敢なる警察官よ…
君の勇気を称え褒美を与えよう…｣


佐藤｢ちょ、ちょっと何言ってんの？｣


『'' もう一つのもっと大きな花火の在処のヒントを…表示するのは爆発3秒前…
健闘を祈る…''

液晶パネルに表示された文字です』


松田｢どうやら爆弾を止めてパネルの電源が落ちると、二度とそのヒントは拝めなくなっちまうらしい

つまり奴は最初から警察の誰かをゴンドラに閉じ込めて、この文字を見せるつもりだったってわけだ…

でもまぁ、もう一つの爆弾の在処は見当ついてるぜ｣


佐藤｢え？｣


松田｢FAXに書いてあったろ
''我が戦友の首''って

円卓の騎士は中世ヨーロッパ
あの頃の騎士は大抵十字がデザインされた仮面を付けてんだ

もうわかるよな？｣


佐藤｢びょ、病院の地図記号！？｣


松田｢あぁ、そうだ！

それがどこの病院かはヒントを見たら連絡する｣


佐藤｢れ、連絡するってヒントが出るの3秒前でしょ？｣


松田｢おっと、もう電池が切れそうだ


じゃあな｣



ﾂｰﾂｰﾂｰ



『カッコよすぎるだろ』


松田｢うるせ｣


『かっこつけたところ悪いけど、一言いい？』


松田｢いや、だから別にそんなつもりねーって｣


『俺、お前死なせる気ないから』





もう二度とあんな思いはしたくないし、思い出したくもないから




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