勝手に死なせない【名探偵コナン】

ep.9 ページ9

諸伏 side



正式に組織への潜入が決まった


公安警察としての活動で初めての最重要捜査となる


事件に大きいも小さいもないが、謎に包まれた黒の組織の存在は公安の中でも機密事項として扱われている


諸伏｢がんばろうな、ゼロ｣


降谷｢あぁ、絶対捕まえよう｣


諸伏｢そうだな｣



ゼロの正義感の強さはすごいと思う


尊敬しているし、憧れも少しあった


だから、昔からゼロからは離れられない



ベルモット｢そうそう、あなたたち以外にも新入りがいるのよ｣


バーボン｢へぇ、そうなんですか｣


ベルモット｢入ってちょうだい｣


『失礼します

…初めまして、ダービーと申します』


ライ｢ライだ｣


素直に驚いた
きっと似てる誰かだ
Aじゃない

あいつはどうしてもゆるさが目立つが、芯があって誰よりもやさしい男だ

あいつが黒に染まるわけない


ベルモット｢あなた達4人で任務についてもらうわ｣


『｢｢はい｣｣』



絶対そうだって、思っているのに

信じているのに



ベルモット｢働いてもらうのは明日からだから

なにか質問はない？｣


バーボン｢大丈夫です｣


ベルモット｢そう、じゃあまた明日

じゃあね、my baby｣


『あっはは』



表情、声、仕草、全てがお前と同じなのは

どういうことだ



ライ｢気に入られているようだが、良かったな｣


『そういう言葉は心から言ってくれる？』


ライ｢悪いな、もう一度言わせてくれ｣


『いやだよ、もういいよ』


ライ｢拗ねているのか｣


『拗ねてないし』


ライ｢それにしても随分といいコードネームもらったな｣


『夜道には気をつけろよ』


ライ｢ほぉ、お前から会いに来てくれるのか｣


『なんでそうなんの！！！』


バーボン｢イチャつくのもいい加減にしてくれませんかね｣



おぉ………落ち着きたまえよゼロくん




．

ep.10→←ep.8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す