14話 ページ16
Aside
「はぁ・・・また貴方って人は・・・」
俺はとりあえず真夜に報告した。
テレビ通話でな。
ため息を吐かれたが。
「深雪さんも達也もまだ高校生だと言うのに・・・」
「そこまで心配しなくてもいい。俺の出生については伏せているからな。明かしたのは本名だけだ。」
真夜にまたため息を吐かれる。
「それを伏せておけばいい、というものでもない気がしますけれど」
まあいいです。と真夜は言う。
「できるだけ早めに、独立魔装大隊の人たちに貴方が生きている、ということを教えてあげなさい」
「解った。ついでに達也くんにも伝えておくよ」
俺は真夜の返事を聞かず通話を切った。
来週の日曜日にでも達也くんを誘って行くか。
俺は表の職業とはいえ疎かにできない研修生の仕事を終え、風呂に入った。
ジャー
シャワーにうたれる。
鏡をふと見ると、そこには右目と左目で色が違う俺の顔。
そういえば夕食食べて無いな、と思ったり。
いつ独立魔装大隊に行くかな、と思ったり。
独立魔装大隊のみんなは俺を見てどんな反応するかな、と思ったり。
・・・連に会いたいな、と思ったり。
いろんなことを思っていたら、いつの間にか服を着たりなんやらしていたようで、リビングのソファーでボーッとしていた。
達也くんに連絡、入れなくちゃな。
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光井 ほのか
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作者名:龍牙 | 作成日時:2017年6月24日 23時