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目的の挨拶と墓参りも済んだので私はお爺様のところに行くことにした


「またいつでもおいで」


『はい、それでは叔父様、失礼します』


叔母さんや、その他の親戚の人にも挨拶してあとは山を下りるだけ

だったのだが


「影正、下まで送りなさい」


別に送りなんて、大丈夫なのに

そう思ったが叔父様の厚意を無駄にすることは出来ず、影正くんに送ってもらうことにした(彼も渋々だけど)



『わざわざありがとう。すごく嫌そうだったけど』


「別に。頼まれたら仕方ないだろ」


『そう。

そういえば、影正くんていくつだったっけ』


「お前と同じ
てか忘れてたのかよ」


『……はい』


はぁー…と溜め息吐かれました

いや、すみません本当に…


「……お前にとって……いや、なんでもない」


『?そう言われると気になるけど、そっとしとく』


「…学校は、友達いんの」


『なんで疑問じゃなくてちょっと確信持ってるの!?いますよ!!』


「……男とか?」


『無視なんですね。
そりゃね、男友達も女友達も両方

それがどうかしたの?』


肯定した瞬間、少しムッとされたんだけど…どうしてかしら


「別に。」


『影正くんも行ってるんでしょう?学校に』


「うん、まぁ」


『女の子の友達くらいいるんじゃないの?』


「そ、れは…そうなんだけど」


『??』


影正くんが何をそんなに気にしてるのか分からない、なんでなの



「はぁ……お前ってば相変わらず自分のことには疎いよな」


『え、疎い?そう??』


「今も何のことか分かってねーだろ」


『うん』


はぁ…ってまた溜め息
何なの本当に。私がなんかしたのかね



うーん、よく分からないなぁ…



「いいよ別に。いずれ分かってもらう日が来るから」


『そ、そう…』


「ほら、着いたぞ」


『あ、ほんとだ!

じゃあ、またね』


「おお、またな」


お互いに手を振って別れる


私はこれから、お爺様のいる所に戻るために空港に向かって歩を進めた




その後ろでこちらをいとおしそうにみつめる視線があったなんて


私が気付くことはなかったのだった

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設定タグ:魔法科高校の劣等生 , 最強 , 司波達也   
作品ジャンル:SF
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華奈(プロフ) - 主人公の最強シーンが見れてないのに更新止まってるのは残念 (2022年8月28日 0時) (レス) @page15 id: 45dc289628 (このIDを非表示/違反報告)
篝月(プロフ) - 物凄く続きが気になります!更新を楽しみにてます。 (2021年9月5日 15時) (レス) id: f24484b552 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。 - 九校戦読んでみたい… (2019年8月8日 9時) (レス) id: 2c3bf4091e (このIDを非表示/違反報告)
なお - 横浜騒乱編までお願いします!!アニメもそこまでだったので、資料として確認はしやすいかと、、、 (2018年11月11日 1時) (レス) id: e69e2634c1 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説前から読んでるのにずっと止まってて期待はずれ (2018年10月12日 6時) (レス) id: 98e89ee409 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あきら | 作成日時:2016年11月6日 21時

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