80話 ページ37
さぁ、とうとう肝試しの時が来た。
楽しそうにしていた三奈だが、補習組は肝試しを出来ないらしく、相澤先生に連行されていた。
『私も補習引っかかればよかった…。』
轟｢何考えてんだ。怖いの苦手なのか?｣
『え、いや、怖いのが苦手なのではなく、ですね…。』
轟｢めちゃくちゃわかりやすい顔してるぞ。｣
まぁ、かっちゃんにバレるよりはマシだろう。変にいじってくることないし。
轟｢怖くなったら俺を頼れ。Aのためなら何でもする。友達だろ?｣
『ありがとう!!』
そんな微笑みを撒き散らすんじゃない。つられて笑ってしまう。
これから肝試しが始まるような雰囲気はどこにもない。ただ穏やかな空気があるだけだ。
しかし時間はやってきてしまう。
なんとペアで行動するらしく、一人で行くというところでは回避出来た。
まぁ、私は安定のロシーなんですけどね。
かっちゃんがロシーになにか言っているようだったけれどなんだったんだろう…。
かっちゃんのペアは焦凍君だった。
心中お察しします。
みんなが順番通りに行く中、ロシーを見るとケロッとしていて、何も怖がっている様子ではなかった。
ドジっ子というか、天然ちゃんみたいな可愛い系はお化けとかを怖がるっていう私の中での常識がガラガラと崩れる音がした。
『…なんで怖くないのかな…。1回トラウマかなんかを植え付けようかしら。』
ロシー｢存在も実体もないやつを怖がってどうするんだ。｣
ペローナはめちゃくちゃ可愛かったから許せたんだよね…。モリアのとこに遊びに行った時は本当に楽しかった。お茶会とかして、恋バナして…。
『なんか、ペローナの能力にかかったくらいにネガティブになってしまった。』
ロシー｢どんだけだよ。｣
｢おーい!次の人!!｣
時間が経つのも早く私たちの番が来てしまったようだ。
ロシーの服の裾を持ち、はぐれないようにする。
ロシー｢…服伸ばすなよ。｣
ため息つくのはやめて欲しかった。よりハートに刺さる。
『わかってるよ。』
今は目の前の薄気味悪い森に憎悪の念を向けることしか出来なかった。
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優月 - 早く続き読みたいです！あぁ〜ドフィとは、ヒロアカの世界で会うのかな？いつドフィと再会するんですか？めっちゃ気になって夜１０時間しか眠れないよ〜 (2022年1月31日 17時) (
レス) id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - めっちゃ先気になります！！ドフィとの再会が楽しみすぎます！！更新再開の予定はありますか？楽しみに待ってます！頑張って下さい^ ^ (2021年8月15日 23時) (レス) id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫 - とても面白いです！更新頑張ってください(*´∀｀*)尸"応援しています(*＞∇＜)ﾉ (2021年5月3日 23時) (レス) id: ce85d7e1fd (このIDを非表示/違反報告)
冷凍(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます!!返信遅くなりました!!好きな作品と言っていただき嬉しいです!!これからもゆっくりですが、更新続けていきたいと思っています!楽しみにしていただけると幸いです!! (2020年9月14日 19時) (レス) id: b4cb2d27b0 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍(プロフ) - 柚梨葉さん» ありがとうございます!!返信遅くなってすみません...。私のミスで申し訳ないです!!訂正させて頂きましたので、これからもこの作品を楽しんで頂けると幸いです!! (2020年9月14日 19時) (レス) id: b4cb2d27b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷凍 | 作成日時：2020年5月16日 11時
