75話 ページ32
今の私の体には大きな傷がある。
エースを守った時にできた傷だ。
まぁ、男の勲章ならぬ、女の勲章だからね。
エースには負い目を感じるようには言ってはいないが、心の中では少し感じているだろう。
この傷のせいで私は死んだも同然だから。
死んだのは頂上戦争のとき。殺されそうになったエースを、3大将から守る時にできた傷だ。
あの時の顔面蒼白のクザンの顔は面白かったなぁ。
あ、ブラックジョークだけどね。
ドフィとの別れは笑えたと思うし、まだまだやりたいことあったけど悔いはあまりない。
あの時死ぬべきだったんだ。
ルフィとサボには悪い事をしたけど、正直今は楽しい。
まさかの露天風呂でお湯に浸かると、ストレスも解消できた。
『はあ…ロシーはいるけど、ドフィに会いたい。あの電伝虫で繋がらないのかなぁ。』
何回もかけてみたけど、やはり繋がらなかった。
エース｢ほんとに好きなんだな。｣
『え？エース？』
仕切りの向こう側からエースの声が聞こえる。
ああ、今入ってるのか。
『そうだよ。生涯愛した人はあの人だけ。』
エース｢初めてその話聞いた時はびっくりしたな。あんな性格悪そうなフラミンゴが好きなんだもんな。｣
しししっと言うような笑い声が聞こえる。
『確かに性格は悪いけど、中身はいい人？だよ。』
エース｢なんで疑問形。まぁ、Aが幸せに過ごせたなら俺も嬉しい。｣
『ルフィには、悪いことしたね。あとサボにも。』
エース｢ホントだよ。俺死んだらサボのところにいけると思ってたのによ。｣
サボが生きているという事実は言ってもいいのだろうか。嬉しく思ってくれるのだろうか。私はサボが記憶喪失で革命軍のNo.2なのを知っている。
『……そうだね。私もサボに会いたかったなぁ。』
記憶を取り戻したサボに。
もし、私たちが死んだことを記憶が戻ってから知ったら辛いだろうな。そういう時は末っ子のルフィが助けてくれるんだろうか。
『私、良い弟たちを持ったよ。エース、今度は死なないでね。』
エース｢俺は死なねぇ！｣
『……それ前言って死んだんだよ？』
エース｢う、うるせぇ!!｣
顔を赤らめたエースが予想できる。
『はいはい。』
エース｢んじゃ俺上がるから。あっち〜!!｣
能力のせいでより熱いのだろう。
ガラガラと、扉を閉める音が聞こえた。
空を見ると、あの出会った花畑で見たような満天の星空が見えた。
『会いたいな、ドフィ…。』
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優月 - 早く続き読みたいです！あぁ〜ドフィとは、ヒロアカの世界で会うのかな？いつドフィと再会するんですか？めっちゃ気になって夜１０時間しか眠れないよ〜 (2022年1月31日 17時) (
レス) id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - めっちゃ先気になります！！ドフィとの再会が楽しみすぎます！！更新再開の予定はありますか？楽しみに待ってます！頑張って下さい^ ^ (2021年8月15日 23時) (レス) id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫 - とても面白いです！更新頑張ってください(*´∀｀*)尸"応援しています(*＞∇＜)ﾉ (2021年5月3日 23時) (レス) id: ce85d7e1fd (このIDを非表示/違反報告)
冷凍(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます!!返信遅くなりました!!好きな作品と言っていただき嬉しいです!!これからもゆっくりですが、更新続けていきたいと思っています!楽しみにしていただけると幸いです!! (2020年9月14日 19時) (レス) id: b4cb2d27b0 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍(プロフ) - 柚梨葉さん» ありがとうございます!!返信遅くなってすみません...。私のミスで申し訳ないです!!訂正させて頂きましたので、これからもこの作品を楽しんで頂けると幸いです!! (2020年9月14日 19時) (レス) id: b4cb2d27b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷凍 | 作成日時：2020年5月16日 11時
