72話 ページ29
森には土の怪物がいたりしたけれど、爺さんにコルボ山に放り込まれた幼少期よりはマシだと思った。
邪魔な土は水に変換して、ロシーの後を追う。
『ロシー早いね。さすが六式持ち。』
ロシー｢このままだと俺が勝つな。先に行ってる。｣
さらにスピードアップする。
ロシーはあまり個性には頼っていないようだ、というか、どちらかと言うと潜入向きだから使いづらいのだろうか。
しかし、自分の音を出さないようにして気づかれないように走っている。
『はっや。私も頑張らなくちゃ。』
足に力を入れて木から木へと飛び移る。
合宿所に着いたのはバスの所を出発して15分程だった。
案の定ロシーには負けた。息が全く上がっていないロシーを見ると腹が立つ。
あまり体力を使わずに行ったつもりだが、少し疲れてしまった。
『ねぇ、また今度脚力を上げる方法教えてよ。』
ロシー｢Aには無駄な動きが多いんだよ。そこを直せばもっと速く動ける。特に予備動作。｣
改善点がひとつ見えたところで、マンダレイが迎えに来てくれた。
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ｢はや！こんなに早くつくとは思ってなかったよ！一緒にご飯の用意してくれる？｣
『｢はい｣』
昼ごはんは焼き魚だった。ご飯の上には梅干しがのっており、ロシーは嬉しそうに食べていた。
食卓にいるのは3人。私とロシーと男の子。
なんでもマンダレイとピクシーボブ達は合宿の用意があるらしい。
『そういえば君、なんて名前？』
目の前にいる目つきの悪い男の子に聞く。
洸太｢言う義理はねぇ。｣
うっわぁ〜これはマジでエースだ。そう思うと笑えてくる。
『ふふっふふふっははははっ！！』
洸太｢何が面白いんだよ！｣
『いや、君と似てる子を見たことがあるんだよ。可愛いなあって。はははっ！』
私の様子が気に入らないのか顔をふくらせる。
『ねぇ、なんて名前？もう笑わないから。約束する。』
洸太｢嫌だ。言わねえよ!!｣
ロシー｢ごめんな。うちのが。｣
そう言って男の子の頭を撫でる。
撫でられるのが嫌な男の子はロシーの手を叩いた。
『でも、男の子って何回も言うの嫌だよ。ほら、名前。名前言うのは減るもんじゃないでしょ？』
洸太｢………洸太。｣
『いい名前じゃん。あ、名乗り遅れたね。私はA。よろしく。』
ロシー｢俺はロシナンテ。ロシーと呼んでくれ。｣
洸太君は不服そうな顔をしていたが、仲良くやって行ける気がする。
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優月 - 早く続き読みたいです！あぁ〜ドフィとは、ヒロアカの世界で会うのかな？いつドフィと再会するんですか？めっちゃ気になって夜１０時間しか眠れないよ〜 (2022年1月31日 17時) (
レス) id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - めっちゃ先気になります！！ドフィとの再会が楽しみすぎます！！更新再開の予定はありますか？楽しみに待ってます！頑張って下さい^ ^ (2021年8月15日 23時) (レス) id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫 - とても面白いです！更新頑張ってください(*´∀｀*)尸"応援しています(*＞∇＜)ﾉ (2021年5月3日 23時) (レス) id: ce85d7e1fd (このIDを非表示/違反報告)
冷凍(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます!!返信遅くなりました!!好きな作品と言っていただき嬉しいです!!これからもゆっくりですが、更新続けていきたいと思っています!楽しみにしていただけると幸いです!! (2020年9月14日 19時) (レス) id: b4cb2d27b0 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍(プロフ) - 柚梨葉さん» ありがとうございます!!返信遅くなってすみません...。私のミスで申し訳ないです!!訂正させて頂きましたので、これからもこの作品を楽しんで頂けると幸いです!! (2020年9月14日 19時) (レス) id: b4cb2d27b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷凍 | 作成日時：2020年5月16日 11時
