恋時計【1】

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あっ、臣からだ。




って、あれ？私、臣に連絡先教えたっけ？




追加してトーク画面を開くと、(人1)が教えたんだ。笑




私追加したよ!




臣ありがと。今、家に着いた?




私そうそう!




臣結構、時間かかんだ。




私新と喋ってたからかな?笑




臣笑笑 いきなり聞くけどさAは新の事どう思ってんの?




ほんとに急だな。笑




私大切な人のうちの1人だよ。




臣恋愛感情ねぇの?




私新に?ないよ笑




臣笑ってついてんぞ、怪し笑




私ほんとにないから!!




臣ふーん。笑 じゃあ、他に好きな人いんの?




…………………………………………………




私いないかな!臣こそ好きな人いないの?




私というか、彼女いるでしょ!




臣いねぇわ笑 でもさっき気になる子できた。




……………さっき？




私え!さっきって、まさか(人1)?





私(人1)めっちゃ良い子だよ!




臣勝手に俺の気になる子、桐谷にすんな笑




私えー、違うの?




私応援しようと思ったのに!




母「A！ご飯出来たわよ！」




私ごめん。ご飯出来たみたいだから食べてくる!また明日☆




臣おう!また明日!




ご飯を食べ、お風呂に入り、
明日の準備をしてから布団に潜った。




あっ、日記書いてない。




ベッドから机の上に置いてある手帳に手を伸ばし取った。




この日記は、中学に入学してからずっと書き続けていて、
主にその日の出来事や気持ちなどを自由に綴っている。




4月10日




晴人がいない学校生活が今日から始まった。
いつまでも、ひきずってちゃダメだという気持ちと、
まだ現実と向き合うには時間が必要なんだという2つの葛藤がぶつかり合っている。
そんな今日、1人の男の子と友達になった。名前は登坂広臣。臣はどことなく晴人に似ている。そして、何故だか分からないけど学校に行くのがちょっぴり楽しみな自分がいることに驚き。




っと。




日記を書き終え、眠りについた。

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