19話 ページ19
上階の部屋で待つ碧海
ノックされるドア
碧海「どうぞ〜」
七海「おじゃましま〜す」
碧海「え、俺すか？」
七海「うん気になっちゃって。これミサンガです」
碧海「ありがとう。でもごめん。俺亜希ちゃんが気になってんねん」
Niki『はっきり言った』
鷲尾『カッコいい！』
七海「そうなんだ！もう絞ってるの？」
碧海「うん、ごめん」
七海「全然気にしないで！本人に言うべきじゃないと思うけど顔の印象だからw」
碧海「せやなw。じゃあ逆に聞きたいねんけど、瑠姫くんと蓮くんのことどう思ってるん？」
七海「蓮くんは、前にフラれたけど直接(気になるって)言われたからまた揺さぶられてる。瑠姫くんは……正直間接的とはいえ前にフってるから気になるって言っていいのか迷ってるってところかな」
碧海「そんなんええに決まってるやん」
七海「そうかな？」
碧海「そうやろ。だって俺らは恋しに来てるんやから、誰を好きになるんも自由やん」
七海「かっこいいこと言うじゃん。ありがとう」
ノック音が響く
七海「じゃあ行くね」
七海と入れ違いに入ってくる亜希
亜希「えへへ」
碧海「どういう反応なんw」
亜希「今日は全然話せなかったなと思って、久しぶりだなっていう」
碧海「やっと話せて嬉しい」
亜希「ありがとう。で、渡したいものがあって。これ」
碧海「開けていい？」
亜希「もちろん」
碧海「ネックレス！持ってくるん忘れててん。知っとったん？」
亜希「知らなかった！指輪とかしてるから、似合うかなと思って」
碧海「めっちゃ嬉しい、ありがとう！」
亜希「喜んでもらえてよかった」
碧海「亜希ちゃんはプレゼント何個買ったん？」
亜希「2個だよ」
碧海「そっか。じゃあ俺のことの方が好きになってもらえるように頑張るわ」
Niki『私亜希ちゃんになりたいです。こんないい男に求められたい』
鷲尾『確かに！浮気とかの心配もなさそうですよね』
井上『女子はみんな複数人にプレゼントしたけど、誰が本命やと思う？』
鷲尾『沙月ちゃんは蓮くん、瑚悠ちゃんは景瑚くんですよね』
井上『そこは確実やな。問題は残り2人や』
Niki『亜希ちゃんは碧海くんだと思いますけどね。プレゼントの重さが違う』
鷲尾『でも蓮くんには二つあげてるし』
井上『俺は蓮やと思うけどな』
Niki『七海ちゃんは誰なんでしょうね？蓮くんか瑠姫くんか碧海くんか』
．
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作者名：紅 梅 | 作成日時：2022年4月3日 8時
