17話 ページ17
カフェのようなスペースで待つ瑠姫
前から入ってくる瑚悠に気づく
瑚悠「来ちゃいました」
瑠姫「瑚悠ちゃん来るとは思ってなかったな」
瑚悠「話したかったのとちょっとした事情聴取！」
瑠姫「なんだよそれ」
瑚悠「とりあえず、キーホルダーどうぞ」
瑠姫「わざわざ事情聴取のためにありがとうねw」
瑚悠「じゃあ始めますよ、七海ちゃんのことどう思ってますか？」
瑠姫「旅が始まった時は何も思ってなかった。けど、本人が来ると……動揺した。多分気になってるんだろうなって」
瑚悠「七海ちゃんしか考えてない感じ？」
瑠姫「そんなことはないよ。ただ、1度七海と話さないことには色々と収拾つかないかなって」
瑚悠「そっか〜。瑚悠は前の弾見てて瑠姫くんが推し？だったんです。だからうまくいってほしいなって」
瑠姫「うん、ありがとう」
瑚悠が少し離れた所で立っている七海を指差す
瑚悠「じゃあ、次が待ってるみたいなんで。頑張ってくださいね」
七海「久しぶりだね」
瑠姫「本当にな、来ると思ってなかった。しかもめっちゃ可愛くなってるし」
七海「ありがと。告白行かなかったのに、今更って思ってる？」
瑠姫「いや。それはないよ。それよりビックリが勝ってるだけ」
七海「瑠姫くんってビックリすることあるんだね」
瑠姫「そりゃあるだろw」
七海「はいこちら、ミサンガになります。最終日に切れるといいね」
瑠姫「ねえ、どこでもいいからつけてよ」
七海「いいよ。足首か手首かだけど」
瑠姫「じゃあ足首で。七海にもつけてあげるよ」
七海「自分用に買ってなかったらどうする気だったのw」
瑠姫「その時は明日俺が買ってくる」
瑠姫が結び終わったのを確認してから
七海「瑠姫くんの気になる人は何人？」
瑠姫「2人？かな。沙月ちゃんと七海。七海は？」
七海「0.8+0.8+0.5人かな」
瑠姫「なんだよそれw」
七海「揺れてるってこと」
瑠姫「なら俺は1.8人に変更で」
七海「私は？」
瑠姫「いち」
七海「ありがとう」
瑠姫「グループわけとかあったら同じ方行こうぜ」
七海「いいよ！じゃあ前がプールだから水ない方で」
瑠姫「どっちも水だったらどうすんだよ」
七海「その時は一回話そう」
鷲尾『王子も高校生ですね』
Niki『なんかキラキラしてる』
井上『”素”って感じするな』
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作者名：紅 梅 | 作成日時：2022年4月3日 8時
