財閥嬢と執事たち (ページ44)

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安嶋「お嬢様！こんな時間まで！何してたんですか！」

気づいたらもう23時過ぎ

そんな言葉を無視して携帯を触ると通知がいっぱいきていた

お母さん「もう、ほんと今日はどこ行ってたのよ、」

『友達と遊びに行った』

お母さん「友達とって、何でそんな遅くなるの、」

『ちょっと遠出してたの』

もちろんそんなことでは納得しないことはよくわかってる

服装もメイクも、って怒られることばかりだろう

とりあえず荷物を置こうと部屋に戻った

黒田「お嬢様ー！入りますよー！！」

廊下からドア一枚でもよく聞こえる黒田の声

『なになに、』

黒田「お嬢様今日遅かったですけど何かしてたんですか？」

『ただ友達と遊んでただけだって』

黒田「絶対言わないですけどお嬢様今日男と会っていらっしゃいました？」

図星をつかれて少し驚く

少しどころじゃない、だいぶ

『なんでそう思うの？』

黒田「なんかいつものお嬢様の香水じゃない！」

パジャマとスキンケアの道具を持ってお風呂へ向かう

黒田「え！図星ですか？！」

黒田「お嬢様男と遊んでたんですか？！」

『お前声でけーよ、』

廊下に出てからもいつも通りの声の大きさ

親にバレたらどうなるかわからない

まあそんな大事じゃなくてめんどくさい、ってことだけど

『自由にさせて』

黒田「お嬢様のお手伝いとか安全を守るのが執事の役目です！」

『お嬢様のプライベートに深く関わりすぎないのも執事の役目です』

それだけ言ってここからは逃げ出した

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