財閥嬢と執事たち (ページ27)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:140,921 hit

. ページ27

.

来てくれた内村に続いて部屋を出る

内村「松葉杖なくて歩けますか？」

『大丈夫』

内村に続いて部屋を出る

自分の部屋からリビングに行くのに階段で一度降りなきゃいけない

結構暗いし懐中電灯を持って先に進むのは内村

時々振り返ってくれるけど階段は今までのスピードで降りるのはちょっと難しくて一段ずつゆっくり降りていた

内村「お嬢様一度上に上がってください！」

そう言われて降りてた2、3段ほどの階段をもう一度上がる

内村「お嬢様階段不自由そうなので乗ってください！」

『…は、？』

内村「あーもう、お嬢様この懐中電灯持って！」

初めは前でしゃがみ始めた

だけど戸惑って動かないでいると膝裏に腕を通されて所謂お嬢様抱っこ

『ねえ恥ずい！おろして！』

内村「あーちょっとお嬢様！動かないで！！」

『ねえ歩けるって！』

内村「お嬢様落ちますよ？ちゃんと階段照らしてください！」

って会話にならない会話が続く

階段を降りたらゆっくりおろしてくれた

内村「じゃあ気をつけて歩いてくださいね？」

『階段だって降りれるし』

内村「はいはい、行きますよ」

そしてリビングに集まると執事とか諸々いっぱいいた

お母さん「A大丈夫？」

『大丈夫』

お父さん「ほんとに脚怪我するから面倒だな。悪かったね内村くん」

内村「あ、全然僕は大丈夫ですよ！」

安嶋「ここら辺全部停電起きてるらしいですよ」

そう言っパソコンをこっちに向けてくる

安嶋「でもこの辺はもう電気がついてるみたいですね。一時的な停電だと思います」

お母さん「A怪我しないようにね、暗いんだから」

『…』

田中「お嬢様！」

『あーもううるっさいなあ、余計なお節介どーも』

お母さん「余計なお節介って、ねえ！」

『てか呼び出した意味ってなに？呼び出して電気つくわけでもないのに』

元木「すいません、遅くなりました！」

そう言って持ってきたのは懐中電灯

黒田「普段使わないから全然見つからなかったんですよ～」

お母さん「何個あった？」

元木「今は5個しか見つかりませんでした」

お母さん「じゃあもうとりあえずはみんなで生活するしかないわね」

『Aはいいから別に』

お母さん「なに言ってんのよ！あんたが1番危ないんじゃない！」

.