財閥嬢と執事たち (ページ18)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:140,919 hit

. ページ18

.

元木「やっべ、全然片付けきれてなくて…」

『別に気にしてないけど、いいんじゃない？元木って片付けとか苦手そうだし』

元木「そうですか？笑」

そういうと咳き込む元木

『あ、大丈夫？』

元木「はい、失礼しました」

『熱何度あんの？』

元木「38度ほど…」

『やーば、なんか飲む？紅茶とかでいい？』

元木「いえいえ、そんな！大丈夫です！」

『病人でしょ、まじで早く治さないと他の執事超大変そうだよ？』

元木「そうですが…」

内村「ねえ湧～」

元木と話しているとノックをしないで部屋に入ってきた内村

Aがいたことにとても驚いているがいつものフランクな様子を見られたのが少し恥ずかしかったのか

笑いを堪えているようだった

内村「大変失礼致しました、笑」

『や、全然大丈夫笑』

『いつもみんなそんな感じなの？笑」

元木「はい、恥ずかしながら5人との執事間はこのような感じなんです…笑」

内村「やーばい！湧はずっ！！」

ベッドに寝ている元木に抱きつこうとする内村

やめろよ～なんて言いながら満更でもない笑顔でいる元木

あまり普段見れない執事の様子を見れたようだった

『じゃ、元木お大事にね』

内村「あ、お嬢様！僕が出て行くので！まだ話されていてください！」

『特に話すことないから大丈夫なんだけど…』

内村「でも俺が入ってきたとき喋られてましたよね…？？」

『別にたいした話はしてないからいいよ』

内村「そうでしたか、なんだか申し訳ないです」

『別に全然そんなことないから、じゃ、』

元木「あ！お嬢様！！本当にありがとうございました！！」

『…いーえ』

部屋を出る瞬間に元木にお礼を言われる

普段こうやってお礼を言われることが少ないからぎこちなく返してしまった

.