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１８話 ページ19
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『れ、零さん！匿って！！』
「おおAの嬢ちゃん。逆先くんと鬼ごっこかえ？」
『んな甘ったれたものじゃない！』
ふむ、顔が赤くなっとるぞい
逆先くんがついに言ったのかのう
『な、夏目が…夏目が好きな人いるの？って！』
両手で頬を包む嬢ちゃん
「ほう、そうきたか」
てっきり好きだと伝えたのかと
『なんで驚かないんですか！？』
あの夏目ですよ！？と言われてもなぁ
「我輩達には分かりやすかったがのう」
『え？いやそんな…』
Aの嬢ちゃんもそこまで鈍くないじゃろ
好きな人を聞かれたことで意識し始めるかもしれんな
「今から考えても遅くないと我輩は思うぞ？」
『そう、かな？…そう、だよねありがとう零さん』
行ってきます！という嬢ちゃんの顔は清々しかった
これはそう遠くないかもしれんのう
「いい報告楽しみにしとるぞい、逆先くん」
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作者名：優 | 作成日時：2020年8月17日 22時
