助けに行くよ、爆豪くん ページ34
「…っ…ふざけるのも大概にしたまえ！！」
「切島の何も出来なかった悔しさも、轟の眼前で攫われた悔しさもわかる。俺だって悔しい。…でもこれは感情で動いていい問題じゃないだろ？」
「…オ、オールマイトに任せようよ！林間合宿って出された戦闘許可は解除されてるし…」
「その通りだ。助けられた俺はあまり強くは言えんが…」
みんな、悔しいんだ。
無傷で済んだ補修組も、
施設にたどり着けた飯田くん達も、
目の前で攫われた轟くん達も、
何も出来なかった、しなかった。
なにかしていたら、なにか変わったかもしれないって皆考えてるんだ。
「皆ショックなのよ、冷静になりましょう。また戦闘をするというのなら、ルールを破るというのならヴィランのそれと同じなのよ。」
蛙吹ちゃんのきつい言葉で、空気は淀んだ。
わかってる。
ルール違反なのはわかってる。
もし行けば先生の期待も、止めてくれた皆の気持ちも裏切ることになるのはわかってる。
でもそれでも…
それでも私は…
ｺﾝｺﾝ
「お見舞い中悪いけど、診察の時間だよ。」
「…あ、じゃあ…俺たち、帰ろうか…」
まだ心にモヤがかかったまま、皆は帰って行った。
「はい、まず君の症状だけどね、全身骨折、一部内臓破裂」
「内臓…破裂！？」
「そう、リカバリーガールさんが強めの処置をしてくれたからもう大丈夫だし動けるけど、無理はしないこと。これから先の処置は雄英さんに任せるから。」
「はい…」
無理はしない
安静に…。
去り際、切島くんが言った言葉を思い出す。
・
『やるなら早い方がいい。今晩病院の前で待ってる。』
・
こうして迎えた夜8時。
私は病院の外へ足を運んでいた。
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みなみ(プロフ) - 恋姫さん» コメントありがとうございます！でも今私の不手際で編集不可になってしまって、今運営に問い合わせてるんですが、解決するまで更新できないです…本当すみません。 (2019年8月20日 23時) (
レス) id: dd7dbd7113 (このIDを非表示/違反報告)
恋姫(プロフ) - いやーもう好きッ！！可愛すぎてしんじゃう……更新頑張ってください！！ (2019年8月20日 22時) (レス) id: a30ab75c9e (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - たふるさん» かっちゃんまじ尊いですよねヽ(^o^) (2019年8月17日 21時) (レス) id: dd7dbd7113 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - ふじりんごさん» ありがとうございます！たまに自分で笑ってます笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: dd7dbd7113 (このIDを非表示/違反報告)
たふる - えっかっちゃん！可愛すぎでは？？尊いそれしか出ない．．．応援してます♪ (2019年8月17日 13時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2019年8月9日 20時
