200・ルフィの夢 ページ43
ル「おぉーーー!!!デカイな!!」
貴「あぁ、うん、そだね」
ル「ほんとにここで寝ていいの!?」
貴「あぁ、うん、いいよ」
ル「やったー!♪」
ルフィのしつこさに負けた僕は今日一緒に寝てもいいよ、と言うと喜んで飛びついてきた。
まだ12、13だし、身の危険など何も無い。
それに可愛い。
ル「あ、そだ、Aさ!」
貴「何?寝ようよ」
ル「寝る前に、俺のお気に入りの場所連れて行ってあげる!夜だとすごい綺麗だからさ!」
貴「え、なにが?」
ル「いいから来て!」
貴「え、ちょ、ルフィ!?」
急に腕を引っ張られたと思ったら猛スピードでルフィは木々の間を駆け抜けていく。
僕はそれに引きずられるようについていった。
しばらく走り続け、開けた場所についた。
海が見渡せる、そんな場所。
丘の上だろうか。
ルフィはそこの真ん中で立ち止まり座り込んだ。
そして僕の方に向かって手招きしてきたので僕もルフィの隣に座った。
ル「ほら見て!」
ルフィが指さすのは空。
見上げた。
貴「うわぁ、すっご」
綺麗な綺麗な夜空。
星が宝石のようにキラキラと輝いている。
こんなのプラネタリウムでしか見たことがない。
ル「な、な、綺麗だろ!?ここでな、兄ちゃん達と盃を交わしたんだ!」
貴「ふーん、ここでねぇ……」
あの有名なシーンはここなのか。
ほう、ちょっとビックリ。
ル「俺には夢があるんだ!」
貴「海賊王でしょ?」
ル「うん!まぁそれもそうなんだけど……」
貴「??」
ル「俺は…………」
・・・・・
貴「……は?」
ルフィが言ったものは確か原作では出てきてなかったはずだ。
僕の記憶が間違っているのか、それとも僕がここに来てしまったことでルフィの夢が変わったのか。
それとも原作どおりなのか。
わからない。
けど……
貴「いいんじゃない?ルフィなら大丈夫だよ、きっと」
ル「うん!シシシっ!」
笑った顔がやけに僕の頭に張り付いた。
ルフィは……海賊王になるだろう。
成長して、成長して。
そして夢を果たす。
僕にさっき打ち明けてくれた夢。
叶ったら凄いことだ。
笑っちゃう。
でも。
もし叶ったら。
ルフィは……必ずこの世界の頂点に立てるだろう。
貴「頑張れ、ルフィ!」
ル「おう、頑張る!!」
見届けたい。
ルフィの夢が叶うまで。
ル「A」
貴「ん?」
ル「俺、夢絶対叶えるから!だからそれまで……見ててくれ」
貴「!!……当たり前じゃん」
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ツバキ(プロフ) - あの、ボルサリーノの一人称は、『わっし』だと思います。あと語尾にちっちゃいカタカナの母音がつきますと思います(?)『わっしは海軍大将だよォ』みたいな? (2019年7月9日 6時) (レス) id: 38cae1e3e3 (このIDを非表示/違反報告)
閻魔 - 2つの会話が成立してるwww (2017年3月8日 18時) (レス) id: fbf17d1cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - お前さん、途中から文章が思い切りぐだぐだになっとる気がするのだが気の所為かね? (2016年12月17日 11時) (レス) id: a1c8d4e665 (このIDを非表示/違反報告)
uharu1210(プロフ) - パクリじゃん (2016年3月20日 15時) (レス) id: 492b1fee2a (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - 黒月さん» ありがとうございます!頑張りたいと思ってますが時間が無い、、、ww早くパート6にいきたいものですね (2015年11月4日 19時) (レス) id: 00821acabf (このIDを非表示/違反報告)
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