【ONE PIECE】「うっげ、まずっ！んだよこれ……っては？いやなにこれ……ギャーーーー！」と叫んだ先はONE PIECEの世界でした パート5☆

176・文化の違い ページ18

沢山の人に絡まれながら、なんとかボルサリーノのところまで行くことに成功。

貴「ふぅ」

黄「あ、お疲れ〜」

貴「本当、お疲れだよ」

黄「だね。早くご飯食べちゃいな。サカズキ待ってると思うし」

貴「うん」

席に座り、お盆をテーブルに置き、手を合わせいただきますと言う。
お箸を手に持ち、前菜から手をつけていく。

黄「……ねぇ、Aちゃん」

貴「ん？」

黄「そのいただきますってなに？」

貴「え？知らないの？」

黄「うん」

貴「え、え、普通やらない？」

黄「やんないよ」

貴「え、うそ」

色々とこの世界の人と食事をした時のことを振り返ってみる。

………そういや、僕はいただきますと言ってたけど、一緒に食事してる人は誰一人言ってなかったような……。

こっちには文化がないのかな？当たり前だと思っていたんだけどな…。
まぁ文化が違って当然か。
あーでもワノ国ではやってそうだな。
日本と文化が共通してるの多そう。
つか昔、日本も和の国って中国とかから呼ばれてたんだっけか。

貴「んーとね、いただきますの意味は何と無く分かるでしょ？」

黄「ご飯を食べます…ってこと？」

貴「まぁそうだね。これは誰に向かって言ってるのかと言うと、食材と作ってくれた人にってこと。食材には私達のために命を与えてくれてありがとう、作ってくれた人には私のために苦労して作ってくれてありがとう。この二つの意味を込めて食事の前にいただきますっていうの。感謝の印……みたいな？」

黄「へ〜。そんな意味がね……。いい習慣だね」

貴「だよね。あ、後最後にごちそうさま、とも言うよ。ちゃんといただきましたよってね」

黄「ふーん」

これ、小学校の道徳の時間とかでやった気がするww
あー懐いなー、小学校とか。

……………あの頃が一番楽しかったかもなぁ。嫌なことも多かったけど。
でもあいつもいたし。

黄「俺もこれからやろっかな」

貴「うん、やりなよ。あ、海軍の中で流行らせるかw」

黄「あーいいんじゃない？これなら」

貴「いいよね！では後で流行らせようww」

黄「うんw」

話しているとすぐに食べ終わった。
これからすぐに資料室に向かわなければなりません。
ボルサリーノと一緒に食器を片付け、食堂を出る。
資料室は2階にあります。便利だね〜。

黄「んじゃ、頑張ってね〜」

貴「うん！ちょっと早いけどおやすみ〜」

黄「ん、おやすみ」


さて、頑張りますか。

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