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Prologue ページ1

おちて、おちて、落ちた先には何もなかった。

常にまとわりつくのは空虚。もうあの頃には戻れない。垂らされた糸は、己で切り取ってしまったから。あの日、オレたちは大切なモノを傷付けた。アイツらを守るため、そう己に言い聞かせながら、何度も何度も酷い言葉を浴びせ拳を振るった。後悔なんてない、いや、してはいけない。それをする資格はオレにはないから。
エマ、イザナ、そしてシンイチローがいないこの世界にオレが生きる価値はあるのかと何度も何度も自問自答をした。死のうとさえ考えた事も数えられない程ある。そうすれば、家族に会えるから。だけど、オレにはまだ唯一の救いがあった。オレの片割れ、もう1人の自分。きっと万次郎がいなければ、オレはオレという人間を全否定してしまっていただろう。兄貴に託された【家族を守る】という使命は、唯一いる万次郎という家族の、細い細い糸に縋り付く事で守られている。



「首領、!」



真っ暗だった視界が急激にピンクへと色づく。どうやらオレは眠ってしまっていたらしい。心配そうにオレの顔を覗くのは三途春千夜。コイツまつ毛までピンクなんだな…とじっ…と見つめれば、少し照れ臭そうに目を逸らされる。



「こんな所で寝ると風邪を引いてしまいます。はやく戻りましょう」


『戻る…?』



その言葉にきょとん、とした顔をする三途。が、途端もしかして寝ぼけてます?首領と慈しむような顔をしてきた。



「梵天という名のあんたの城に、ですよ。首領」

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 男主 , 梵天   
作品ジャンル:アニメ
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防弾チョッキ(初心者) - おおおお終わっている・・・・!!?(とても楽しく読ませていただきました。できることなら更新をしてほしいですが、自分の作品をどうするかは作者様の自由です。どうか無理はなさらないでください。) (2022年8月30日 20時) (レス) @page10 id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
慶司 - はじめましてかと思います! いつもこの小説を何回も読んでいます! 更新待っていますね! 楽しみに待っています! (2022年6月15日 21時) (レス) @page10 id: bc494d8f17 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久しぶりです!お元気でしょうか?最近話が進んでないようなので。お話また楽しみにしていますね。またなっ! (2022年6月13日 21時) (レス) @page10 id: 1f623cf24b (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久です!体調大丈夫ですかね?コロナが結構流行っているので…お話進んでて良かったです。続き楽しみ待ってます!あ、まっぽさんのペースで全然大丈夫ですよ!夜遅くにすいません…続き楽しみ待ってますね。 (2022年3月26日 1時) (レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
まっぽ(プロフ) - ただのバカですさん» コメントありがとうございます!テスト大変ですね頑張ってください🥲👏竜胆!単独での絡み確かに書いた事ないですねありがとうございます書きます🥳 (2021年12月20日 0時) (レス) id: 1847723ecb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっぽ | 作成日時:2021年10月17日 21時

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