meeting ページ9
重厚感のある部屋に不釣り合いなホワイトボードが置かれた部屋。ホワイトボードから向かって右には三途、明司、望月。左には鶴蝶、灰谷兄弟が座っている。そして真ん中の椅子にはAとマイキー。ホワイトボード前にいる九井が口を開く。今日は梵天幹部だけの定例会議だ。
コ「…後は、つい3日前に六本木にある店にガサが入った。あのシマの担当は灰谷だな?」
三「あの店定期的にガサ入れされすぎだろ。気ィ抜いてんじゃねーだろうな?」
竜「るせーもう対処の目処はついてンだ」
蘭「大将にもちゃーんと報告済みだからキャンキャン吠えんなよ〜?」
な?とこちらを見る蘭と比例するようにあ!?と啖呵を切る三途。毎回されるやり取りに慣れたのか、大人しく聞いていた鶴蝶が一応聞くが、どう対処するんだ?と口を挟む。
蘭「んー?首領直々に出向く」
その一言に全員が固唾を呑む。ひとり三途だけがはぁ!?首領に煩わしい事させてンじゃねーよ!!!と喚き叫ぶが、ボスからの提案に文句あんのか?という竜胆の一言にぐっと苦虫を噛み潰したような顔になる。終いにはだったらオレがついていく!と言い始めたが、もうすでに段取りはついていた為、即却下。涙を浮かべながら「首領ォ…」とめそめそ泣き始める三途に、ここで爆笑してしまうと九井の鉄槌が落ちることが目に見えているので必死に堪える灰谷兄弟。
蘭「まァ大将には他にも用事があるみたいだし?」
今度は含んだような言い方をしながらこちらに目配せをしてくる蘭。それが気に入らなかったのかまたもや三途が口火を切る。
三「テメェが知っててオレが首領の事で知らないなんて事あっちゃいけねーよなァ?言え」
蘭「それが人にものを頼む態度か〜?」
バチバチと机を挟んで行われる冷戦に周りもため息しか出ない。「余計な事言うな蘭」と言えば、大人しくすみませーんと謝罪をする。自分に隠し事をされたことがよっぽど腑に落ちないのかまるでこの世の終わりだとでもいうように目に見えて落ち込む三途。
『はぁ……春千夜、後でな』
先程までの落ち込みはどこへ行ったのか、途端はい!!と気持ちの良い返事をし、その日の定例会議が終わるまで、三途はずっと気持ち悪いほどの笑顔を浮かべていた。
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蘭とはるちょの絡みが好きすぎてつい喋らせてしまう…
The rules of this world→←King and servant
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防弾チョッキ(初心者) - おおおお終わっている・・・・!!?(とても楽しく読ませていただきました。できることなら更新をしてほしいですが、自分の作品をどうするかは作者様の自由です。どうか無理はなさらないでください。) (2022年8月30日 20時) (レス) @page10 id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
慶司 - はじめましてかと思います! いつもこの小説を何回も読んでいます! 更新待っていますね! 楽しみに待っています! (2022年6月15日 21時) (レス) @page10 id: bc494d8f17 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久しぶりです!お元気でしょうか?最近話が進んでないようなので。お話また楽しみにしていますね。またなっ! (2022年6月13日 21時) (レス) @page10 id: 1f623cf24b (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久です!体調大丈夫ですかね?コロナが結構流行っているので…お話進んでて良かったです。続き楽しみ待ってます!あ、まっぽさんのペースで全然大丈夫ですよ!夜遅くにすいません…続き楽しみ待ってますね。 (2022年3月26日 1時) (レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
まっぽ(プロフ) - ただのバカですさん» コメントありがとうございます!テスト大変ですね頑張ってください🥲👏竜胆!単独での絡み確かに書いた事ないですねありがとうございます書きます🥳 (2021年12月20日 0時) (レス) id: 1847723ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっぽ | 作成日時:2021年10月17日 21時