29話 交錯し合う ページ32
タケミチside
稀咲が何をしたいのか、今後の未来を確認するべくタケミチは現代へと戻る。そして、もう一度話を聞くため直人ともにある場所を訪れた。
ド「また来たのか、タケミっち」
スキンヘッドにこめかみにかけて龍の刺青のある男、龍宮寺堅。タケミチは、ごくりと生唾を飲んだ後一つだけ訊きたい事があると話を切り出した。
タ「え!?」
ド「芭流覇羅は、マイキーの為に作られたチームだ」
稀咲がトップだと思っていたタケミチは、突然のマイキーの登場に驚く。そんなことありえない!とドラケンに噛み付けば、お前も覚えてるだろ?と不思議そうに言われる。12年前、東卍は乗っ取られ新生・東京卍會ができたこと。マイキーのせいで東卍は負けてしまったこと。そして、
ド「あの日マイキーは、一虎をころした」
タケミチは、何か重いものがのし掛かる感覚に陥る。あのマイキーくんが!?彼はそんな事をする人じゃない!マイキー君が人をころすワケないっ!!そうドラケンに問いただせば、未だに彼もその現実を受け入れられないのか焦点が泳ぐ。
ド「…兄貴をころした仇だぞ?そして、あの日一虎は…Aをころしたんだぞ!!」
どくん、と心臓が大きく波打つ。ちょっと待って、どうしてここでAくんが出てくるんだ…?彼は確かに東卍とは近い存在だ。だけど、東卍のメンバーじゃない。仮にこの抗争の存在を知っていたとしても、あの場所にいるなんてありえないはず…!
タ「ちょ、ちょっと待ってください!どうしてここでAくんが出てくるんですか!?」
ド「…オマエも見てたろ、タケミっち」
刹那、タケミチの脳裏に覚えはない記憶が溢れ出てくる。そこには、倒れているAくん。彼に寄り添い必死に名前を呼ぶ場地くん。その向こうで倒れている一虎くん。そして、血まみれのマイキーくん。どんどん蘇る記憶に涙が溢れる。
ド「アイツは、場地を庇って死んだ」
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『あー腹減った…オムライス食べたい』
時刻は日が落ちた頃。エマにたまご買ってきて!とおつかいを頼まれ、近くのスーパーまで足を運んでいると、ふっと目の前から1人の少年が立ち塞がる。ピクリ、とAの眉が訝しむように動く。
「初めまして、佐野Aくんですね?」
『誰だオマエ』
「私、稀咲鉄太と申します。以後お見知りおきを」
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アニリベしんどかった…
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比嘉槐 - なんか読んだことあるなと思ったら以前読ませて頂いた作品でした(*´∇`*)とても面白いです!これからも応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (11月28日 15時) (レス) @page1 id: 0ffcd0578b (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久しぶりっス!最近は来れなくてすいません!ハイキューの夢小説の方を見ていまして、東京リベンジジャーズもたまに見てるんですけど、タイトルを忘れてしまって、頑張って探したらあったので、すぐさまコメントしましたっス!続き楽しみに待ってます!! (2022年2月13日 23時) (レス) @page24 id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
竜蘭(`・ω・´) - まっぽさん» タイトルは同じじゃないですよ!!マイキーのドッペルゲンガーです!!設定とか全然違います!!このお話は兄弟ですけど、マイキーのドッペルゲンガーというお話は兄弟じゃないんです!!うるさくてごめんなさい (2021年12月24日 7時) (レス) @page2 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
まっぽ(プロフ) - 蓮さん» 蓮さんコメントありがとうございます!それって占ツクでですかね?もしタイトルにAnotherがついていて梵天軸の話だったら私の作品です💦 (2021年12月20日 0時) (レス) id: 1847723ecb (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - この作品に似たような作品が作られてますよ💦同じタイトルで内容も似ています (2021年12月19日 21時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっぽ | 作成日時:2021年7月14日 3時