もう1人のマイキー【東卍】

14話 希望のファンファーレ ページ16

タケミチside



タ「終わった…」



目の前に現れたのはキヨマサ達。足がすくむのが分かる。でも、今ここで相手に出来るのはオレしかいない。そんなオレの気持ちを察したのかドラケン君が「逃げろ」と言ってきた。逃げる…？本当にそれでいいのか花垣武道。いや、絶対にダメだ！オレは何しにここ(過去)に来たんだ！？これはオレの人生の



タ「リベンジだ！！」



本当はめちゃくちゃ怖い。だけど、ここは絶対オレ1人で乗り切らなきゃいけないんだ…！！
決意をし、タケミチがキヨマサに向き合った瞬間、後方からけたたましいバイク音が聞こえてきた。それはどんどんこちらに近付く。そのバイク音を耳にし、ドラケンは驚いた後くっと喉で笑う。



ド「タケミっち、こりゃオレ達の勝ちだ」


タ「えっ…！？」



どういう事ですか！？と聞こうとした瞬間、オレとキヨマサ達の間にバイクが割り込んできた。なんだ！？もしかしてまだメビウスの奴が…！？ごくり、と生唾を飲みこみバイクに乗っている人物へと目を向けたタケミチはあっ…！！と声を上げる。



『遅くなった、ケンチン』


タ「マイキー君……！！？？」


『は？ちげーよ』



つかお前誰？とこちらを見据えてくるマイキー君っぽい人。いやでも顔はそのまんまだけど髪色が全然違うし、マイキー君は今抜けられる状況じゃないし…？えっナオトの情報でこんな人いたっけ…？と思考をグルグルするタケミチに『おいお前』と声をかけられ途端にはいっ！！！と大声で返事をする。



『とりあえず、コイツら片すぞ』


キ「はあ？」



マイキー君(？)は鋭い眼光を向けてくる自分より遥かに大きいキヨマサ君相手にも関わらず、一切物怖じしない。多分この人はめちゃくちゃに強い人だ。初めてあったけどわかる。だけど…



タ「待ってください！！」


『なに、』


タ「コイツはオレの相手です！オレが倒さないとダメなんです！！」



そうだ、これはオレの人生のリベンジだ。ぜってーオレがやらなきゃダメだ…！その言葉に目を見開くA。やがて確信したように『お前が前に万次郎が言ってたやつか…』と呟く。



タ「え？何か言いました？」


『いや何でもねーよ。じゃあ真ん中のヤツはお前に任せた。タケミっち』


タ「はいっ！…えっ！？何でオレの名前…！！？」


『行くぞオラァ！！』





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リアル8月3日に書いてるのちょっと最高ですね

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