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それからはやっぱアトリエに誰かがおったら
せんちゃんとおーくらくんやし
もちろん俺が二階に上がる訳にもいかん
俺はここに出入りしとる人にならバレてもええんちゃうのん？
って思うけど
Aが頑なに二人の仲をばらす事を嫌がるからしゃあない
ほんなら俺んちで会お？言うても
それも却下
ってなわけでヤスにすら報告出来ひんくて
ラブラブベタベタイチャイチャの
付き合い始めの感じは全くあらへん
けど
二階に入れた日は
お互いの体温を分け合うて感じ合うて
幸せに達して
そん後は気だるさ感じながら
可愛い笑顔でちょっと甘えたAは俺の腕の中で
俺の事ばっか色々聞きたがんねん
けど俺がAの事聞きたがったら
｢一匹やと寂しいやろ？｣そう言うて俺が買うてきた
二匹のうさぎのぬいぐるみを一緒に抱きしめながら
うまいこと話逸らして俺の話に戻すねん
けどいっつもの一階で見せる無表情無関心なせんちゃんちごて
誰も知らん
俺だけのAを
今ここにおるAが見られるんやからそれだけでええか
言いたない理由が気にならへんわけやないけど
無理矢理聞き出すんもちゃうやんなって
自分自身を納得させて
二匹のうさぎのぬいぐるみごとAの事一緒に抱きしめて眠りについてしまうねんな
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作者名：UTA
| 作成日時：2019年5月15日 15時
